2021年10月

ルイ・ロデレールの新たなスタンダード・キュヴェ「コレクション242」発売

エノテカは2021年10月1日、ルイ・ロデレールの「コレクション242」を発売した。スタンダード・キュヴェの「ブリュット・プルミエ」を35年ぶりに刷新し、新たに「コレクション」を販売する。

ルイ・ロデレールは、1776年創業の歴史あるシャンパーニュメゾンだ。創業以来、家族経営のスタイルを守り続け、イギリスのアルコール飲料専門誌『ドリンクス・インターナショナル(Drinks International)』が選ぶ「世界で最も賞賛されるシャンパーニュ・ブランド」で2年連続第1位に選ばれた実績を持つ。

2000年以降は、オーガニックやビオディナミ栽培に着手。環境に優しいワインづくりに取り組んだことで、ぶどうの熟度が格段に上がり、高品質なぶどうを収穫できるようになった。その結果、新たなスタンダード・キュヴェ「コレクション」が誕生したという。

「コレクション」は、その年に収穫したぶどうでつくったワインをベースに、複数年のリザーブワインをブレンドしてつくられる。リザーブワインは、大樽で熟成したものと、2012年からワインを毎年継ぎ足して熟成させたパーペチュアル・リザーブワインの2種類がある。これらをブレンドすることで、繊細で複雑な味わいに仕上がるのだ。

ラベルには、創業年からのアッサンブラージュの回数をナンバリングしている。今回のナンバーは、「コレクション242」。2017年ヴィンテージをベースワインとし、シャルドネの熟した香りとオークの香りが楽しめる、エネルギッシュな味わいを特徴とする。

価格(税込)は、375mlが4400円、750mlが8250円。1500mlのマグナム、3000mlのダブル・マグナムも来年以降、順次発売を予定している。

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。