長野県の塩尻市観光協会は2022年9月8日、昨年も好評だった「しおじりワイン満喫ツアー」を今年も開催すると発表した。
長野県中部に位置する塩尻市は、観光地としての知名度はさほど高くないが、日本随一の品質を誇る国内有数のワインの産地として130年もの歴史がある。世界的にも評価の高い「桔梗ヶ原(ききょうがはら)メルロー」を筆頭に、塩尻市で生産されるワイン用ぶどうは日本国内でも非常に高い評価を得ている。今回のツアーでは、丘の上幸西ワイナリー、サンサンワイナリーを巡り、昼食時にはワインの飲み比べもできる。
飲み比べができるワインは、塩尻駅オリジナルワインの「塩尻駅メルロ2021」、幸西ワイナリーの「メルロ」、井筒ワインの「NACマスカットベーリーA遅摘み2019」、信濃ワインの「信濃シードル2021 瓶内二次発酵」、サンサンワイナリーの「シャルドネ熟成」、城戸ワイナリーの「オータムカラーズナイヤガラブリュット2021」の6種類を予定している(※内容は変更になる場合あり)。
なかでも注目の塩尻駅オリジナルワインは、ワイン用ぶどうをPRするために1988年に塩尻駅のホーム上に設置されたぶどう棚で栽培されたぶどうを使用し、市内ワイナリーの協力のもとでつくられている。この「駅ぶどう」の栽培は、世界的なワイン専門誌「Wine Spectater」のWebサイトでも紹介されただけでなく、オーストラリア、台湾、ドイツ、ロシアなど世界各国のメディアでも取り上げられた話題のワイン。
普段はなかなか飲めない希少な銘柄を楽しめる同ツアーは、2022年11月19日に日帰りで開催予定。旅行代金は1人1万2800円(税込)となっている。