山梨日日新聞社は2023年3月17日、約200種の山梨県産ワインを飲み比べできる「蔵出しワインバー」を開催すると発表した。JR甲府駅前の「アシストエンジニアリングよっちゃばれ広場」を会場に、同年5月26日から3日間限定で開催する。
蔵出しワインバーは、日本ワインを日本で飲むという日常が山梨から広まってほしいという願いから、2013年にスタートしたイベントだ。醸造家や栽培家も参加するため、ワインを楽しみながら、つくり手と飲み手が気軽に語り合える。
新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年から中止となっていたが、今年は4年ぶりに開催を決定。アルプスワインや岩崎醸造、Kisvin、サントリー登美の丘ワイナリー、蒼龍葡萄酒、丸藤葡萄酒工業、ルミエールなど、県内のワイナリー33社が参加し、おすすめのワインを披露する。欧米へ輸出されるワイン、山梨県外ではあまり流通しないワイン、地産地消の象徴である一升瓶ワインなども提供されるため、貴重な機会となる。
会場では、ワイナリーの醸造家や栽培家、ソムリエなどがブースで接客するほか、山梨大学でワインを学ぶ学生たちもサービスに参加する。地元の素材を使ったフードメニューも多数提供する予定で、フードメニューとワインのマッチング人気投票も実施する。予約制となるが、ゆったりと楽しめる有料のテラス席(2時間入れ替え制)も用意する。
お通し付きの前売券は2800円で、2023年4月21日より販売を開始する。当日券は3100円。どちらもスタートセットとして、飲食券2300円分とグラス利用料1000円が含まれている。なお、グラスはデポジット制となっており、傷なく返却すれば1000円が返金される。