自然派にこだわっている人はもちろん、健康に気を使っている人にもおすすめしたいのがオーガニックワインだ。ヘルシーなだけではなく、ぶどうそのものの味を引き出して大切につくられているところも、オーガニックワインの魅力だろう。
そんなオーガニックワインの中から、今晩、あるいは週末に飲むおすすめのワインを紹介したい。スペイン産オーガニックワイン専門店「アルコス」の宮内惠美子代表取締役に、イチオシの赤ワイン3本を教えていただいた。
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ベルマドール・バリカ 2017
品種:モナストレル85%、シラー15%
産地:DOアリカンテ
ワイナリー名:ラ・ボデガ・デ・ピノソ
価格:2600円(税別)
お手頃な価格で、品格のある樽香が楽しめる。
おすすめのマリアージュは、グリルした肉料理や、焼きナスなどの野菜を焼いた料理だ。
グラシアノ 2011
品種:グラシアノ100%
産地:VT カスティヤ
ワイナリー名:フィンカ・ロス・アリハレス
価格:3400円(税別)
人気の高い1本。100%でワインをつくるのが難しいというぶどう品種のグラシアノ。「フィンカ・ロス・アリハレスがつくり上げたグラシアノ100%は、ワインの存在自体の面白さと、味わいが一体化したワインです」と宮内さんはその魅力を語ってくれた。
おすすめのマリアージュは、ぶりの照り焼きなど。醤油や味噌などの発酵食品との相性が良いそうだ。
コラル・デ・カンパナス 2016
品種:ティンタ・デ・トロ100%
産地:DOトロ
ワイナリー名:キンタ・デ・ラ・キエトゥ
価格:3800円(税別)
このワインに使うぶどうは、寒暖の差が激しい地域にあるヴィンヤードで育つ。その結果、“すごい”黒ぶどうができるそうで、「ポリフェノールがたっぷりで、タンニンも効いており、赤ワインとしておすすめしたい1本」(宮内さん)とのこと。
パーカーポイントやスペインワインガイドブック「ギア・ペニン」などで、常に高得点を得ている生産者が手掛けている。
おすすめのマリアージュは、すき焼きだ。