コラム

日本食との相性も良い”スペイン産オーガニックワイン”。その魅力と2017年ヴィンテージの特徴を専門店に聞いてみた

   

健康や環境への意識が高い人などから支持されているオーガニック食品。ワインの分野でも、自然本来の魅力を引き出したオーガニックなワインに注目が集まっている。

さまざまな地域でオーガニックワインがつくられているが、特にスペインには昔から無農薬でワインを作ってきた伝統があるという。そんなスペイン産オーガニックワインにこだわっているのが、オーガニックワインショップのアルコスだ。

2018年9月13日には、アルコスが運営するスペイン料理店「マドリード」(東京都・渋谷)にて、今秋~冬に向けた新ヴィンテージワインを中心とした試飲&受注会が開催された。

スペイン産オーガニックワインの魅力とは

スペイン産オーガニックワインの魅力はどんなところにあるのだろうか。「スペインのオーガニックワインは、日本食との相性がいい」と語ってくれたアルコスの宮内惠美子代表取締役に、その魅力を伺った。

有機農業で栽培したぶどうは、化学肥料・農薬・除草剤を使用しないため、安心かつ安全です。完熟ぶどうと、ぶどうについている野生酵母が、その土地を代表するワインをつくってくれます。

素材にいろいろと足さずに、その食材の味わいを楽しむ文化は、日本とスペインの両方にあります。オーガニックワインには雑味がなく、繊細な食事によく合います。特にスペインのオーガニックワインは、和食と合わせやすいのが特徴ですね。

スペインワイン、2017年ヴィンテージの特徴は?

宮内さんによると、2017年はスペイン全土で雨が降らない日照り状態が続き、ぶどうの収穫量が減ったという。

オーガニック栽培では、外部から人工的に畑へ水を引く灌漑が禁止されている。従って日照り状態は、ぶどうの生育にとって好ましい条件ではない。

しかし、スペインには昔から無農薬でワインをつくってきた伝統がある。そのためオーガニック栽培のぶどう畑には古木が多く、根が地下50mほどまで伸びていることも珍しくない。地下のミネラル豊富な水分などを吸収できるので、過酷な天候にも強いそうだ。

オーガニック栽培された2017年ヴィンテージのぶどうは、少ない収穫量にはなったが、アロマや凝縮度など、品質的にはとても優れているという。香りや味も、とてもピュアなものが出来上がったそうだ。

「フレッシュ感と味わいの凝縮感の両方を楽しめるのが特徴です。2017年度は受賞ワインも多く出ています」(宮内さん)

試飲会では、アティス・ボデガス&ビニェドスが手掛けた「ナナ」やオレンジワインの「シッタ・ラランチャ」など、アルバリーニョ種を使ったワインが人気だった。


写真左:「ナナ2015」(6500円・税別)、写真右:「シッタ・ラランチャ2017」(4600円・税別)

「全般的にオーガニックワインの良さを感じられ、飲みながら『こんな料理を食べたい』と思うワインたちばかりです。“スペインの素朴な料理がおいしい=ワインもおいしい”と再認識しました」と、宮内さんは新ヴィンテージの魅力を語ってくれた。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
About the author /  シズカ
シズカ

国内外のワイン情報を発信いたします