コラム

今年も“ボージョレ・ヌーボーがやってきた!” ――サントリーがジョルジュ・デュブッフのボージョレ・ヌーボーを発売(後編)

サントリーは2024年11月21日、「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2024」など、5種の新酒ワインを発売した。後編では、ロゼやオレンジワインの新酒と、最高峰のボージョレ・ヌーボー、解禁に合わせて開催されたイベントについて紹介する。

魅力的な新酒に、最高峰のボージョレ・ヌーボー

ボージョレ・ヌーボーと名乗るには、「ボージョレ地区でその年に収穫したガメ種を使用し、マセラシオン・カルボニック(炭酸ガス浸漬法)でつくったワイン」という条件を満たす必要がある。そのため、ぶどうがガメ種でない、あるいは別の製法で醸造したなど、規定と異なる条件でつくったワインはボージョレ・ヌーボーとは呼べないが、ひと手間かけたロゼやオレンジワインなど魅力的な新酒もつくられている。

ジョルジュ デュブッフ ロゼ ヌーヴォー 2024 ルーゼ

ジョルジュ デュブッフ ロゼ ヌーヴォー 2024 ルーゼ

「ルーゼ」は、フランス語で「ロゼと赤の間」を意味する。通常のロゼよりも味わいが濃く、ロゼワインと赤ワインの長所を合わせたようなワインに仕上がっている。ぶどうの皮をワイン果汁に漬ける“ひと手間”をかけることで、ふくらみのある味わいが得られたという。赤いベリーなどの豊潤な果実味に、心地良い渋味とコクが感じられる。

タイプ・味わい:ロゼ・辛口
産地:フランス・ボージョレ地区
格付け:ボージョレAOP
ぶどう品種:ガメ種
容量:375ml
参考小売価格:1641円(税込)

ジョルジュ デュブッフ オレンジ ヌーヴォー 2024

ジョルジュ デュブッフ オレンジ ヌーヴォー 2024

華やかな色合いのオレンジワインは、白ぶどうの果皮や種を果汁と共に発酵してつくられる。同ワインは今年収穫したグルナッシュ・ブランなどを使用しており、爽やかで、オレンジや白桃のような風味が感じられる。

タイプ・味わい:その他・辛口
産地:フランス・南仏
格付け:ヴァン・ド・フランス
ぶどう品種:グルナッシュ・ブラン種ほか
容量:375ml
参考小売価格:2178円(税込)

ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー セレクション プリュス 2024

ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー セレクション プリュス 2024

ボージョレ地区には3000軒の生産者がいるが、その中から、当年で最も品質が良いドメーヌのトップキュベだけを厳選してブレンドした最高峰のボージョレ・ヌーボー。ぶどう本来の果実味をさらに際立たせるため、冷却ろ過をせずに瓶詰めするノンチル製法を採用。凝縮感のある深い味わいのブレンドとなっている。

タイプ・味わい:赤、ミディアムボディ
産地:フランス・ボジョレー・ヴィラージュ地区
ぶどう品種:ガメ種
容量:750ml
参考小売価格:4818円(税込)

解禁日に合わせてイベントも開催!

ボージョレ・ヌーボーの解禁日に合わせて、同社は2024年11月22~24日、「ヌーヴォーウィーク2024」を開催した。会場となったSHARE GREEN MINAMI AOYAMA(東京都港区)には多くの人が来場し、晴れた空の下で解禁直後の新酒を楽しんだ。

イベント会場の様子

同イベントでは、特別ゲストのEXILE SHOKICHI氏と生産者であるアドリアン・デュブッフ・ラコンブ氏とのトークセッションのほか、若手演奏家による音楽ライブ、ワインラベルをイメージしたフォトスポットなど、ボージョレ・ヌーボーの魅力を伝えるさまざまな企画が用意されていた。

フォトスポット


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