コラム

【参加レポ】「NAGANO WINE FES in 東京」、2018年は過去最多の出展数。ファーストヴィンテージで参加のつくり手も

2018年2月25日に開催された「NAGANO WINE FES in 東京」。どのようなイベントだったか、会場の様子をレポートしていこう。

出展社数は過去最多

NAGANO WINE FES in 東京に参加した企業は、長野県にあるワインメイカーやヴィンヤード34社、全90種類だった。前年よりも5社、15種類の増加となった。

前年と同様、一般向け試飲会の第1部(13:30~)のチケットはWebサイトと銀座NAGANOの店頭で早々に売り切れたものの、第2部(17:00~)は若干の当日券も残っていた。

長野県では、県内の主要ワイン産地を「桔梗ヶ原ワインバレー」「日本アルプスワインバレー」「千曲川ワインバレー」「天竜川ワインバレー」の4つに分類している。

今回のNAGANO WINE FES in 東京には、「桔梗ヶ原ワインバレー」から7社、「日本アルプスワインバレー」から6社、「千曲川ワインバレー」から20社、「天竜川ワインバレー」から1社が参加。サントリーやメルシャン、サッポロビールといった大手だけでなく、ファーストヴィンテージを持って参加したつくり手など、幅広い顔ぶれが並んだ。

長野県観光大使の峰竜太さんの姿も

開場とともに試飲がスタート。来場者が思い思いの1杯を手にしたころ、レ・ザミ・ドゥ・キュルノンスキー・ジャポンの喜代幸平代表理事、そして喜代亜久里副代表理事のあいさつに続き、長野県副知事の音頭で乾杯となった。

来賓・峰竜太さんの姿も

イベント中は長野県観光大使を務める俳優の峰竜太さんが各テーブルに立ち寄り、来場者とコミュニケーションを取る一幕もあった。私がいたテーブルでは、おやきと五平餅の違いをたっぷりとご説明いただき、長野の食に対する造詣の深さが伺えた。

軽食も楽しみのひとつ

会場で出された軽食は、もちろん信州産の食材を楽しめるこだわりのプレート。ワインとの相性も良く、見た目も味わいも楽しめた。テーブル上に用意されている信州ワインブレッドとともに、ワインとの相性も最高だった。

軽食の内容は下記のとおり。

◯信州サーモンのスモーク
長野県で養殖されたサーモンを使用。肉厚で食べ応え十分だった

◯鹿肉のテリーヌ
北安曇郡池田町にある工房、シュタインベルクによるもの。保存料などを使っておらず、丁寧に作られた味わいが楽しめる一品

◯信州産きのこのフリカッセ
信州産のきのこの香りが楽しめるフリカッセ

◯長野県産のチーズ2種類
刺激があるのにまろやかなブルーチーズとコクのある燻製硬質チーズ。アトリエ・ド・フロマージュが手掛けたもの

◯フルーツサラミ
ラ・フルティエールタケウチが手掛けたイチジクなどのドライフルーツをサラミにしたもの。ワインだけではなく、ワインブレッドにもよく合った

◯信州ワインブレッド
信州産の小麦を使ったワインブレッド。塩尻メルローが練り込まれ、ワインとの相性も抜群だ

今回のNAGANO WINE FES in 東京の一般向け試飲会の参加者には、軽食以外にも、こんな特典が用意されていた。

・グラスホルダー
・当日発表の長野ワインが当たる抽選券
・銀座NAGANOで使えるワインボトル5%オフクーポン3枚(3月31日まで)

ひとりでもグループでも楽しめるイベント

前年に続き、ひとりで参加した筆者。グループやカップルでの参加者が目立ったが、ひとりで参加して、ワインの作り手さんとの会話を楽しむ人や、一つ一つのワインのテイスティングメモを書き留める人の姿も少なくはなかった。

2時間という時間があっという間に過ぎてしまい、「長野に行きたい」「次が楽しみ」という気持ちとともに会場を後にした。

イベントを振り返って

NAGANO WINE FES in 東京を振り返り、「リピーターのお客様も多く、励みになります」と語るのは、シニアソムリエでNAGANO WINE応援団運営委員会の成澤篤人さん。ナガノワインフェス東京を終えた感想を伺った。

新たなワイナリーやヴィンヤードも参加し、過去最多の35の生産者が参加しました。アイテム数も多くなり、会話を楽しみながらいろんなワインを楽しんでいただけたと思います。お見送りしていて笑顔が非常に多くみられたのでうれしかったです。

回数を重ねるにつれて、打ち上げでワイナリー同士が熱い話をし合うようになり、ライバルでありながら仲間だという良い雰囲気になってきています。

また、業者向け試飲会では、都内だけではなく全国各地からやってくる人も増えたと感じているそうだ。今年は業者向け試飲会の定員数を200名に増やして開催。チケットは早々に売り切れていた。

ワインの専門家として会場で来場者からの質問を受け付けていた成澤さん。「生産者の想いを聞きながらワインを飲めるので理解が深まる」との声や、今までにはなかった「自然派ワインはありますか?」という質問を受けたのが印象に残っているという。

また、イベント終了後のフェイスブックには、「今まで行ったワインイベントでいちばん面白かったです!」と書き込みがあり、うれしく思ったそうだ。

次回の意気込みについては、「楽しんでもらうことはもちろん、販売につなげることを考えていきます。個人的にはもっとカジュアルに楽しんでもらえるように、長野市内で夏に野外で行っている“ワインガーデン”を東京でもできたらいいなと思っています」とのコメントをいただいた。

進化していく長野ワインを、生産者の熱気とともに楽しめるNAGANO WINE FES in 東京。次回も盛り上がるのは間違いなさそうだ。

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