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シャトー・メルシャン「おうちで日本を楽しもう!プロジェクト」第2弾:桔梗ヶ原ワイナリーからライブ配信

新型コロナウイルスによる影響で、多くの人が外出を自粛する中、シャトー・メルシャンが「おうちで日本を楽しもう!プロジェクト」を発足させた。自宅で過ごす時間が長くなった多くの人に、ワインを楽しんでもらおうというのが狙いだ。

第1弾として、2020年3月25日に「ライブ配信 in シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」を実施。続いて、第2弾となる「ライブ配信 in シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリー」が同年5月16日に開催された。この日は、本来であれば、長野県塩尻市が主催する「塩尻ワイナリーフェスタ2020」が開催されるはずだったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて見送りになってしまった。そのため、フェスタに参加予定だった近隣のワイナリー「井筒ワイン」「五一わいん(林農園)」にも参加を依頼しての配信となった。ライブ配信には、シャトー・メルシャン公式のInstagramとFacebookが使用された。

ワイナリーを身近に感じられるライブ配信

ライブ配信 in シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリーでは、シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリーのほか、井筒ワインと五一わいんの3ワイナリーによる、対談やワイン紹介が行われた。普段から情報交換をするなど交流のある3ワイナリーのライブ配信は、和やかでくつろいだ雰囲気の、ワイナリーを身近に感じられる実況だった。

桔梗ヶ原地区の3つのワイナリー

ライブ配信では、お互いのワイナリーに対する評価、印象も話題にのぼった。それも含め、3ワイナリーについて、簡単に紹介しよう。

シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリーがオープンしたのは2018年の秋だが、メルシャンは、1976年から桔梗ヶ原地区でメルローの栽培を開始している。1989年に初めてリリースした「シャトー・メルシャン 信州桔梗ヶ原メルロー1985」は、リュブリアーナ国際ワインコンクールでグランド・ゴールド・メダルを受賞。メルシャンが産する桔梗ヶ原地区のメルローは、世界から高い評価を受けている。現在、シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリーでは赤ワイン、ロゼワインを生産している。

シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリーについて、井筒ワインと五一わいんは、日本ワインの発展のために惜しみなく情報公開を行う、日本ワインのリーディングカンパニーだと評している。

井筒ワインが設立されたのは1933年。ぶどうの栽培から収穫、醸造、瓶詰めまでを一貫して行う、桔梗ヶ原に根差したワイナリーだ。生食用のコンコード種やナイヤガラ種からつくられるワインは、果実味が豊かで飲みやすい。また、メルローも高く評価されていて、国際品評会での受賞歴もある。

井筒ワインについて、シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリーと五一わいんは、ぶどうづくりから大切にする地元密着のワイナリーで、低価格帯のワインが充実していると評している。

五一わいんは、1911年に創業者の林五一氏が桔梗ヶ原でぶどうや梨、りんごなどの栽培を始めたことに起源を持つ。1919年になるとワイン用のぶどう品種も栽培するようになり、本格的にワインをつくり始めた。試行錯誤を繰り返し、ヨーロッパ系品種であるメルローを桔梗ヶ原に定着させて、桔梗ヶ原をメルローの生産地として有名にした。

五一わいんについて、シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリーと井筒ワインは、メルローを塩尻に定着させた、知名度、実力ともに塩尻を代表するワイナリーだと評している。

ワイナリーおすすめのワイン

今回、3ワイナリーはそれぞれ2種類のワインを紹介したのだが、偶然にも、3ワイナリーとも2017年ヴィンテージを1本選んでいる。

2017年は、7月まで雨が多く日照時間が少なかった。そのため、3ワイナリーとも、ぶどうの出来に期待を寄せていなかったという。しかし、8月に入り晴天が続き、想定外に良いワインが出来上がった。3ワイナリーとも、持ち直したぶどうの生命力の強さに感嘆していた。

シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリーが紹介したワインは、「シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー ロゼ2018」と「シャトー・メルシャン 長野メルロー2017」。「シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー ロゼ2018」は、ふくよかでしっかりとした味わいのロゼ。きちんとした食事に合わせて楽しみたいワインだという。「シャトー・メルシャン 長野メルロー2017」は、主にメルローでつくられたモノセパージュにもかかわらず、複雑な味わいを持つ。長野県内の4カ所の畑で栽培されたメルローを使用し、早飲みも熟成も楽しめるワインとなっている。

井筒ワインが紹介したワインは、「NACソーヴィニョン・ブラン2019」と「NACメルロー〔樽熟〕2017」だ。「NACソーヴィニョン・ブラン2019」は、豊かな香りとしっかりとした酸を持つ。やや低めのアルコール度数(11%以下)のため、非常にみずみずしく飲みやすいワインとなっている。「NACメルロー〔樽熟〕2017」は、早飲みタイプのため、すぐに楽しめる。熟成には、シャルドネに使用した樽も使用している。

五一わいんが紹介したワインは、「エステート ゴイチ シラー2017」と「エステート ゴイチ メルロ 柿沢2017」。「エステート ゴイチ シラー2017」は、コショウのようなスパイシーな香りを持つ。日本では珍しいシラー単一のワインだ。「エステート ゴイチ メルロ 柿沢2017」は、樽由来のバニラ香がしっかりしたワイン。当初は、売店での限定販売を予定していたが、ワインフェスタが中止になったため、期間限定でネット販売することとなった。

この他にシャトー・メルシャンからは、「クオリティ」シリーズの「藍茜(あいあかね)」「萌黄(もえぎ)」が紹介された。クオリティシリーズは、“新しい日本ワインのスタンダード”となるような、日常で楽しめる普段飲み用のワインシリーズ。「藍茜」はメルローとマスカット・ベーリーAをブレンドした赤ワイン、「萌黄」はシャルドネや甲州を使用した白ワインだ。どちらもJAL国際線のビジネスクラス提供ワインに採用された実績がある。

なお、ワイン紹介の際に使われたグラスは、全てリーデル社の「リーデル・ヴェリタス」シリーズとなる。マシンメイドながらハンドメイドのような魅力を備えたクリスタル製グラスで、リーデル史上最も軽いとされる。また、ヴェリタスシリーズは、代表的なぶどう品種の特徴に合わせてつくった「ぶどう品種別グラス(Grape Varietal Specific)」となっている。シラー、ピノ・ノワール、シャルドネに関しては、生産地やワインの製造方法によって異なるワインスタイルに対応するため、2タイプのグラスが用意されている。

日本ワインは、その名の通り産地が日本国内であるため、消費者が気軽にワイナリーを見学できる。また、ぶどうやワインがつくられている地域の情景を想像しやすい。そうした利点を生かして、これからもより多くの消費者にワイナリーに来てもらい、日本ワインをさらに身近に感じてもらえるよう努力していくと、3ワイナリーは意気込みを語った。

<関連リンク>
「ライブ配信 in シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリー」

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