2015年12月

ボトルより缶の方がシンプルに楽しめる? 缶入りワインがアメリカで話題に

   

「もっとシンプルにワインを楽しみたい」という人のために、アメリカで缶入りのワインが発売された。「MANCAN」という製品名どおり、男性をターゲットにした売り込み方をしていることもあってか、話題になっているようだ。

151209_アメリカで缶入りワインがお目見え


「ワイン」と言えばボトルに詰められたものが一般的だが、アメリカで“缶入り”ワインが発売された。

その“缶入り”ワインの名前は、「MANCAN」。製品名どおり、これまでにないタイプの「男のためのワイン」という触れ込みで、キャッチフレーズは「シャラップ、黙って飲め」だ。

発売元の企業を創業したGraham Veysey氏は、ある晩、仕事の帰り道にバーに立ち寄った。友人は瓶ビールを注文したが、Veysey氏はふとワインを飲みたいと思った。だが、ワイン・リストを見るのは億劫で、ボトルで買ってもその日だけで全部空けられるとも限らない。そして、わざわざワイングラスを使って飲む気分ではなく、もっとカジュアルに楽しみたかったという。そうした「もっとシンプルにワインを楽しみたい」という思いが、MANCAN開発につながったそうだ。

そんなMANCANは、1缶当たり378ml入り。1ケースに24缶が入って77ドルなので、1缶当たり約400円となる。アルコール度数は12.5度。赤、白、フィズの3種類があり、ぶどうはカリフォルニア州ソノマ郡のものが使われている。残念ながら、まだ海外向けには販売されていない。

Mashableの記事によれば、MANCANは物珍しさも手伝いまずまず売れてはいるが、「男のためのワイン」と触れ込んだことに一部で反感が持たれているようだ。

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。