haccoba(はっこうば)は2024年1月9日、宮城県のワイナリー、Fattoria AL FIOREと共同開発したお酒「beeno buono」を発売した。同社が2021年2月に立ち上げた酒蔵「haccoba -Craft Sake Brewery-(ハッコウバ クラフトサケブルワリー)」が、ワインの製造過程でハーブを一緒に発酵させて醸造した。
福島県南相馬市で、”酒づくりをもっと自由に”という信念の下、「その他の醸造酒」というカテゴリーでジャンルを超えた酒づくりに取り組む、haccoba。さんしょうを使ったお酒やどぶろくとビールの技法を組み合わせて醸造したお酒など、さまざまなお酒を生み出している。
2022年には、Fattoria AL FIOREからワインの搾りかすを譲り受け、米と一緒に発酵させたお酒を生み出している。そして2023年、”ジャンルの定義に捉われない酒づくり”をワインでもチャレンジしようと、ワインの発酵過程でバタフライピーというハーブを入れて「beeno buono」をつくり上げた。
バタフライピーは、熱帯地域に生息する鮮やかな青色のマメ科の植物。このバタフライピー由来の青色がワインに溶け込み、不思議な青紫色のお酒に仕上がっている。また、瓶内二次発酵による発泡感とぶどうの酸味が心地よく、食中酒として目と舌で楽しめる。
完成までには、Fattoria AL FIOREの目黒氏と作戦会議を重ね、ぶどう(セイベル)の収穫から共に取り組み、目黒氏に主導してもらいながら醸造を進めたという。そうして出来上がったお酒は、蜂蜜のような甘い香り、心地よい酸味とガス感、そしてブレットの香りが余韻で広がる、複雑な味わいが堪能できる。
価格は2860円(税込)で、500mlボトルでの提供となる。haccobaのオンラインストア、小高醸造所の店頭、その他取扱店舗で購入できる。
<関連リンク>
宮城県のワイナリー・Fattoria AL FIOREと共同開発。ワインの製造過程でハーブを一緒に発酵させたお酒「beeno buono」、haccobaより1月9日発売。