Breaking News

ホテルテラスザガーデン水戸『ワインを愉しむ会 Vol.4』開催。銘醸地が育んだ、5つの個性。
【界 秋保】静かな渓谷美と仙台の美酒、響き合う音色に身を委ねる。宵闇に包まれ月を待ち、心潤う「宵月(よいづき)サロン」誕生
“プロの品質とプロの価格”の業務スーパーはワインも楽しい! 家飲みに使いやすい安うまワイン7選
ファウンド・ストーン シリーズに新ワイン登場!「ファウンド・ストーン ソーヴィニヨン・ブラン 2025」、「ファウンド・スト…
蔵直ワイン®専門店「ヴィノスやまざき」が提案する新しい夏のワイン体験 クラフトコーラ「日々乃(ひびの)コーラ」と楽しむ蔵直®…
明治屋、1757年創業のイタリア名門ブランド「チンザノ」の取り扱いを開始
【嬬恋プリンスホテル】標高1,100mの絶景テラスで愉しむ、夏のご褒美体験 ~夏季限定の特別なブランチ~
「メルシャン・ワインズ ダンデライオン レッド」・「メルシャン・ワインズ ダンデライオン ホワイト」、8月25日発売
北参道のビストロ「LE BISTRO」にて夏限定ワインフリーフローを8月31日まで期間限定でスタート。泡・ロゼ泡・白・ロゼ・…
最高峰「オマール・ブルー」と老舗シャンパーニュメゾン「アンリオ」が響き合う2日間。特別な夏のガラディナーを開催。
「カビネット」「アウスレーゼ」「トロッケン」って何? ドイツワインの味が分かるようになる言葉たち[ワイン用語解説]
コラム

「カビネット」「アウスレーゼ」「トロッケン」って何? ドイツワインの味が分かるようになる言葉たち[ワイン用語解説]

33
発行者
株式会社バザール
編集
Wine Bazaar編集部
連絡先
お問い合わせ・プレスリリース送付

ワインのことに詳しくなるまでは、ワインショップで今日の1本を選ぶとき、レストランで大事なひとときを盛り上げてくれる1本を選ぶとき、「ワインに使われているこの言葉、何という意味があるんだろう?」と疑問に思うことが多いと思う。

ワインバザールでは過去にスパークリングワインの呼び方の違いなどについて解説してきたが(解説記事1)(解説記事2)、今回はドイツワインに使われる用語について取り上げてみたい。

ドイツワインの大分類、ターフェルワイン、QbA、プラディカーツヴァイン

ドイツワインは、ワイン法により大きく3つの品質等級に分けられる。

下から順に、「ターフェルヴァイン」(Tafelwein)と「クーベーアー」(QbA)、そして一番上等なものを「プラディカーツヴァイン」(Pradikatswein)と呼ぶ。「ターフェルヴァイン」という言葉では耳馴染みがないかもしれないが、「テーブルワイン」のドイツ語読みだと言われたら理解しやすいだろう。

13のベライヒ

また、ドイツでは「ベライヒ」(Bereich)と呼ばれる指定栽培地域が13地域ある。この13地域は、産地を表記することが許可されている。

  • アール
  • バーデン
  • フランケン
  • ヘシッシェ・ベルクシュトラッセ
  • ミッテルライン
  • モーゼル
  • ナーエ
  • ファルツ
  • ラインガウ
  • ラインヘッセン
  • ザーレ・ウンストルート
  • ザクセン
  • ヴュルテンベルク
  • 「カビネット」「アウスレーゼ」「トロッケン」って何? ドイツワインの味が分かるようになる言葉たち[ワイン用語解説]

    果汁糖度による分類

    次に、ドイツワインに使われている果汁の糖度による等級をご紹介しよう。

    果汁糖度とは、1000mlの果汁の中にどの程度の糖度が含まれているか(エクスレ度)によって分類され、出来上がったワインの残糖度でないことに注意が必要だ。

    QbAクラスのワインは補糖が可能だが、プラディカーツヴァインには補糖が許されないため、果汁自体の糖度がワインの出来に大きく影響してくる。

    「カビネット」「アウスレーゼ」「トロッケン」って何? ドイツワインの味が分かるようになる言葉たち[ワイン用語解説]

    プラディカーツヴァインの等級は、エクスレ度の低い順に次のとおりとなる。

    (カッコ内はエクスレ度)
    1. カビネット(67~82):通常の収穫期に収穫されたぶどうの果汁を使用
    2. シュペトレーゼ(76~90):カビネットより7日以上遅く収穫されたぶどうの果汁を使用
    3. アウスレーゼ(83~100):シュペトレーゼより糖度の高いぶどうの果汁を使用 房選りでの収穫
    4. ベーレンアウスレーゼ(110~128):より熟したぶどうの果汁を使用 粒選りでの収穫
    5. アイスヴァイン(110~128):ぶどうを樹上に残したまま、マイナス7度以下の気温で自然に凍結したぶどうの果汁を使用
    6. トロッケンベーレンアウスレーゼ(150~154):貴腐により干しぶどうのようになったぶどうの果汁を使用

    辛口度を示す表記

    ドイツワインに使われるもう一つの分類として、辛口度をラベルに表記することができる。

    1. ファインヘルプ:半辛口に相当する味わい。ただし、残糖度などの規定はなく、つくり手がつけてよい。
    2. ハルプトロッケン:残糖度18g/l以下、いわゆる辛口。
    3. トロッケン:残糖度9g/l以下の極辛口。

    これらの表示は、「アウスレーゼ・トロッケン」というように果汁糖度と合わせて表記がされる。

    ドイツワインの新しい分類

    2000年より、食事との合わせやすさなどを以下の表記で示すことが可能になった。これらは、果汁糖度の等級と併記はされず、QbAクラスのワインに付けられる。
    1. クラシック:エクスレ度、アルコール度数、残糖値の規定があり、産地の伝統品種を使ったワインに限られる。
    2. セレクション:クラシックよりも上のクラス。アウスレーゼに相当するエクスレ度が必要。その他、残糖度やアルコール度数、収穫方法など細かい規定がある。また、産地の伝統品種を使ったワインに限られる。とても厳格な規定のため、あまり作られていない。

    「カビネット」「アウスレーゼ」「トロッケン」って何? ドイツワインの味が分かるようになる言葉たち[ワイン用語解説]

    こうした用語を覚えておけば、ドイツワインの味をイメージしながら、今日の1本を選びやすくなるのではないだろうか。ドイツワインに興味を持ったのなら、参考にしてほしい。

    編集情報

    この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

    運営会社 / お問い合わせ・広告掲載

    ワインの基礎知識・用語集を見る

    著者 / 

    Yayoi Ozawa

    フランス料理店経営ののち、ワインとグルメ、音楽を専門とするライターへ転身

    カテゴリー