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近年、国際的にも評価されるようになってきた日本のワインづくり。中でも、国内で収穫されたぶどうを使い、国内で醸造した「日本ワイン」への注目が高まってきている。
そうした日本ワインのみを対象にしたコンクール「日本ワインコンクール(Japan Wine Competition)」が今年も7月27~28日にかけて開催された。
「欧州系品種」「国内改良等品種」「甲州」など、ぶどう品種ごとにワインを審査。エントリーした726本のワインに対して、金銀銅で評価を付けた。
入賞した315本のワインの中から、気になるワインを何本かピックアップして紹介していこう。
エントリー数最多、欧州系品種を制したワイン
欧州系品種 赤 部門:部門最高賞
サントリー登美の丘ワイナリー 登美 赤 2012

全部門の中で最もエントリー数が多かったのが欧州系品種 赤 部門。148本の中から部門最高賞に選ばれたのが「サントリー登美の丘ワイナリー 登美 赤 2012」だ。
収量制限を徹底し、自家ぶどう園の中でも最高品質のぶどうだけを使用。ダークチェリーなどの黒果実系の香りと樽香が感じられ、豊かな果実味と質のよいタンニンを持つ。
欧州系品種 白 部門:部門最高賞
2015 ルバイヤートシャルドネ「旧屋敷収穫」
欧州系品種 赤 部門に次いでエントリー数が多い欧州系品種 白 部門を制したのは、丸藤葡萄酒工業の「2015 ルバイヤートシャルドネ『旧屋敷収穫』」。勝沼産のシャルドネのみを使用し、オーク樽の中で一部は培養酵母を使用せず野生酵母によって発酵させたワインだ。
金賞・部門最高賞を2部門で同時受賞したサッポロビール「グランポレール」
全12部門中、金賞・部門最高賞の同時受賞を複数のワインで達成したのはサッポロビールの「グランポレール」シリーズのみとなった。
甲州部門「グランポレール山梨甲州樽発酵2016」は、2016年大会に続き2年連続の金賞受賞で部門最高賞も獲得した。使用しているのは、日本固有のぶどう品種である「甲州」のみ。ただし、ぶどうの収穫を2回に分け、熟し方が違うぶどうをブレンドすることによって、奥深い味わいを生み出している。
グランポレールが金賞と部門最高賞を同時受賞したもう1つのワインは、「グランポレール長野古里ぶどう園貴腐2011」。日本では貴重な貴腐ぶどうを使い、極甘口部門で最高賞となった。貴腐ぶどうは、気候や天候などのさまざまな環境条件がそろわないと収穫できない。貴重な貴腐ぶどうを使って仕上げたワインは、はちみつのように甘く香高いワインとなる。

2003年に開催された第1回日本ワインコンクールから15年。エントリー数は1.5倍以上に増えた。今後、ますます注目を集めることになるであろう“日本ワイン”。その最高峰を選ぶコンクールだけに、主な受賞ワインはしっかりチェックしておきたい。
<関連リンク>
Japan Wine Competition(日本ワインコンクール)2017
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編集情報
この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。
著者 /
NAGATAカルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。
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