コラム

40年以上前から長野で。プレミアム日本ワイン「グランポレール 長野/安曇野池田ヴィンヤード」を生み出すサッポロビール【NAGANO WINE FESレポ】

   

2017年2月に開催された「NAGANO WINE FES. in TOKYO」。今回は同イベントに参加したワイナリーの中から、高品質のプレミアム日本ワイン「グランポレール」を提供するサッポロビールを紹介したい。

1975年、長野県北部に「古里(ふるさと)ぶどう園」を開園し、40年以上にわたって長野県でぶどう栽培を続けるサッポロビールにインタビューしてきた。

長野のぶどうから生まれる「グランポレール 長野」「グランポレール 安曇野池田ヴィンヤード」

――サッポロビールの長野県での取り組みについて、教えてください。

サッポロビールは長野県において、40年以上前からワインづくりに取り組んできました。もともとホップ畑だった土地を古里ぶどう園につくり変え、ぶどう栽培を始めるところから取り掛かりました。

長野では自社畑で育てたぶどうを使用して、ぶどうの品質と個性をピュアに生かしたワイン「グランポレール」をつくっています。「グランポレール」シリーズには、長野でつくったぶどうを使ったものに加えて、北海道、山梨、岡山で育てたぶどうから醸造したものがあります。

さらに2009年には長野県池田町にサッポロ安曇野池田ヴィンヤードを設立し、2015年から「グランポレール 安曇野池田ヴィンヤード」を発売するようになりました。2016年の「インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC)」では、「グランポレール 安曇野池田ヴィンヤード メリタージュ 2013」が銀賞を受賞するなど、高い評価を集めています。

サッポロビール株式会社 ワイン事業部 国産グループ 藤原栄里子マネージャー

――長野県でワインをつくる魅力は、どんなところにあるのでしょうか。

ヨーロッパ系のぶどう品種を中心に、非常に質の高いぶどうが育つところが長野県という土地の魅力だと感じています。

サッポロビールもカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネを中心に、とても品質のよいぶどうを収穫しておりまして、ワインづくりに活用しています。

――サッポロビールのおすすめナガノワインを教えてください。

NAGANO WINE FES. in TOKYOで出品しているワインの中でも一押しなのは、「グランポレール 長野古里ぶどう園メルロー 2013」になります。古里ぶどう園のぶどうを使ったワインで、熟成も今がピークです。まろやかな口当たりでメルローの魅力を感じていただけると思います。

「グランポレール 長野シャルドネ」は、フレッシュでありながらパイナップルのような甘味を感じられるシャルドネの魅力を感じられるワインです。2014年度の第12回国産ワインコンクールでは、2013年のヴィンテージが銀賞を獲得しました。参考小売価格は1900円(税別)で、値頃感があるワインだと思います。

Chardonnay

また、「グランポレール 長野メルロー&カベルネ」も注目してほしいワインです。日本ではまだ世界的に有名な産地のぶどうと比べると、優れたカベルネ・ソーヴィニヨンを栽培するのは難しい状況ではあります。そんな状況にも負けずに、サッポロビールはカベルネの栽培には力を入れておりまして、第2回国産ワインコンクールで「グランポレール長野カベルネ2000」が金賞を受賞するなど高い評価を受けています。「グランポレール 長野メルロー&カベルネ」はメルローとのブレンドにはなりますが、カベルネの味わいをしっかりと楽しめるワインに仕上がっています。カベルネ好きな方は、ぜひ1度、試してみてください。

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