2023年06月

日本最大級! フジクレールワイナリーのぶどう圃場、山梨県北杜市で造成開始

山梨県北杜市は2023年5月22日、フジクレールワイナリーと共同で、ワイン醸造用のぶどう圃場の造成を開始したと発表した。同月21日には、現地で地鎮祭が行われ、ぶどうの苗木が植えられている。

北杜市は、山梨県で最北端に位置する自然豊かな市だ。日照時間が長く、きれいな湧き水がある農業に適した土地で、有機農法が盛んな地域としても注目を集めている。2022年からは、世界に通用するワイン産地を目指し、醸造用ぶどうの苗木購入の補助も実施している。

フジクレールワイナーは、山梨県甲州市に本社を構え、1990年からワインづくりに取り組んでいる。従来から北杜市明野町でもぶどう栽培に取り組んでおり、その模拡大を図るため、同市武川町に「フジクレールワイナリー武川町新圃場」を造成することとなった。

ぶどう圃場は、北杜市西部に位置する武川町中山地区に位置し、規模はおよそ40h。完成すれば、単一圃場としては日本でも最大級の広さとなる。造成工事の皮切りとして整備が完了した試験圃場では、甲州やマスカット・ベーリーA、シャルドネ、ピノ・ノワール、リースリングなどを栽培する。

地鎮祭に出席した北杜市長の上村英司氏は、「“訪れてよし、味わってよし”と評価されるようなワイン産地を目指していきたい」と語り、意気込みを見せた。

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単一圃場としては日本最大級となる約40ヘクタール葡萄圃場を、山梨県北杜市武川町に官民一体で造成

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。