2023年11月

オホーツクの希少なリンゴを使ったシードル「Gravitation 2022 みゆき晴れの朝」発売

丸屋は2023年11月10日、オホーツク産の希少なリンゴ「旭」を使用したオホーツクシードル「Gravitation」シリーズの第2弾となる「Gravitation 2022 みゆき晴れの朝」を同年12月に発売すると発表した。また、セカンドライン「Gravitation side B」から、第1弾となる「Gravitation side B もくもくと凛凛」も発売する。

旭は、明治初期に日本に渡来して以来、品種改良されず北海道などの寒冷地で栽培されてきた。しかし、貯蔵の難しさや栽培の大変さなどから栽培農家が減り、品種改良された甘いリンゴの台頭で一般市場から姿を消し、“幻のリンゴ”と呼ばれている。

オホーツクシードル「Gravitation」シリーズは、希少種となる旭のおいしさを多くの人に届けたいとの思いから誕生した。国内シードル業界の権威・藤井達郎氏監修のもと、北海道北見市の果樹園しのねアップルファームで育った旭を100%使用し、同市にあるボスアグリワイナリーで醸造している。北海道立オホーツク圏地域食品加工技術センターの協力を得て、発酵には知床生まれの酵母を用いており、全工程において糖類、水、香料、着色料を一切添加していない。

「Gravitation(グラビテーション)」という名は、「引力」という意味を持つ。このシードルが引力のように、さまざまな人を引きつけ合うきっかけになってほしいという思いから名付けられた。パッケージには、ニュートンの万有引力の法則を数式で記している。

同シリーズの第2弾となる「Gravitation 2022 みゆき晴れの朝」は、2022年の秋に収穫した旭を100%使用している。オホーツクの厳しい寒さの中で凍結解凍を繰り返して濃縮した果汁を、知床生まれの酵母で発酵させたアイスシードルだ。低温発酵、熟成、半年の瓶内熟成により、旭特有のモモのような甘美な香りと青みを帯びた爽やかな酸味を再現している。

さらに今年は、セカンドラインとなる「Gravitation side B」をリリース。その第1弾となる「Gravitation side B もくもくと凛凛」は、2022年に収穫した旭のみで醸造している。「Gravitation」と濃縮の度合いが異なる果汁を使用し、旭特有の香りと酸味に特化したドライな味わいに仕上げている。

「Gravitation 2022 みゆき晴れの朝」は飲食店や業務小売で250本限定販売、「Gravitation side B もくもくと凛凛」は一般小売で180本限定で販売予定だ。

<関連リンク>
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About the author /  tomo

量販店の販売員、製造メーカーの設計部を経て、フリーライターに転身。ゆっくりお酒を飲みながら愛猫と戯れる夜のひと時に幸せを感じている。