コラム

真っ白い土壌から生まれた、こだわりのオーガニックワイン ~スペインワイン&フード商談会2019で出会ったワイン

2019年10月29日、スペインワイン&フード商談会が、八芳園(東京都港区白金台)にて開催された。日欧EPA(経済連携協定)による関税撤廃もあって、より手軽に味わえるようになったスペインワイン。スペイン大使館経済商務部が開催した今回の商談会では、スペイン産のワインやフードを輸入する55の企業が一堂に会し、数々の魅力的なスペイン産ワインが紹介された。

今回はその中から、特に目を引いたワインのつくり手とそのワインを紹介したい。

つくり手:ボデガス・フォーロング

若手醸造家の2人、アレハンドロ・ナルバエスとロシオ・アスペラが、2009年、アンダルシア州ガディス県に創業した「ボデガス・フォーロング」。

栽培から加工まで、徹底して有機栽培にこだわっているのが特徴だ。オーガニック認定団体のアンダルシア有機農業委員会から、「ぶどう栽培」と「ぶどう園内の加工」の2つの認定を取得している。

畑の表面が白いのは、石灰の含有量が多くて保水性の高いアルバリサ土壌だから。ぶどうの収穫は手摘みで行い、発酵には地元固有の酵母を使用している。生産量は限られているものの、品質の高さと個性的なスタイルで世界的な評価と注目を集めているワイナリーだ。

ボデガス・フォーロングのおすすめワイン

ボデガス・フォーロングでおすすめしたいのは、会場で注目度の高さが感じられたこちらの1本。

フォーロング・ブランコ

産地:カディス
ぶどう品種:パロミノ90%、ペドロヒメネス10%
アルコール度数:12.9%
適温:8~10℃
参考小売価格:3200円(税込)

ワイン誌『ワイン ホワット!?(WINE-WHAT!?)』(2019年11月号)で取り上げられたこともあり、準備していた試飲分が夕方までに全てなくなってしまっていた。

このワインで主に使われているパロミノは、アンダルシア州カディス県ヘレスで有名なシェリー酒の原料として使われる品種。へレスの真っ白なアルバリサ土壌は、パロミノを栽培するのに適した条件を備えている。ペドロヒメネスも、この地域を代表する品種だ。

アンダルシア州カディス県は、このワインの輸入元であるVINOMIOの代表、ダビ・ゲレロ氏の出身地ということもあり、思い入れのある1本だという。

魚がスーツを着ている印象的なラベルが目を引くこのワインは、海を感じさせるミネラル感が果実味やフレッシュな酸味と共に味わえる。EUオーガニック認証ワイン。

現在は複数の輸入元が取り扱いをしており、オンラインショップから購入可能だ。また、VINOMIOは定期的に都内マルシェに出店しているので、そこでこのワインへの愛のこもった解説を聞いた上で購入することもできる。

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