2018年04月

“トンネルワインカーヴ”で長期熟成された国産ワイン「タイムワイン」が登場

sakuramomoは2018年3月28日、自社で独自に醸造した国産ワイン「タイムワイン」の提供を開始した。2003年にソムリエである長谷部賢氏の監修のもと醸造され、以来15年にわたって山梨県甲州市の鉄道文化遺産で熟成させていたという。クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」上で支援の募集を開始し、集まった資金は「タイムワイン」の普及に使われる。

同社は、コンサルティング事業や広告事業、教育支援事業などを手掛けている。東京都内にあるいわゆる“中小企業”で、「Mr. Wine」というワインコンサルティングサービスを行ってはいるものの、これまで自社ワインを販売したことはなかった。

そんな同社がワインづくりに初めて取り組んだのは、2003年のこと。ソムリエである長谷部氏の監修のもと、山梨県甲州市で独自のワインを醸造した。完成したワインは、甲州市勝沼にある古いトンネルを利用した貯蔵庫「勝沼トンネルワインカーヴ」で保管され、15年の時を経て、ついに飲みごろを迎えたという。長期熟成された「タイムワイン」は、まろやかで口当たりの良い甘口のワインに仕上がっている。甲州種を使用しており、ミネラルや果実の香りを存分に感じることができる。

同社では、9500~4万円の6つのコースで、同年4月21日まで支援を募集。支援者には、金額に応じて「タイムワイン」を提供する。集まった支援金は、主に「タイムワイン」の広告宣伝費に利用し、同ワインの普及に努めるとしている。

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。