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シーフードに合う究極のワイン? 海のエネルギーを取り込んだ「本物の海ワイン」にこだわる醸造家
コラム

シーフードに合う究極のワイン? 海のエネルギーを取り込んだ「本物の海ワイン」にこだわる醸造家

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発行者
株式会社バザール
編集
Wine Bazaar編集部
連絡先
お問い合わせ・プレスリリース送付

まだまだ珍しい試みだが、海底でワインを熟成させる取り組みが見受けられるようになってきた。日本でも伊豆近海で行われており、世界でも複数の醸造家がチャレンジしている。

【参考記事】海底に沈んだワインはおいしいらしい? ただし例外も……

「海底熟成ワイン」と呼ばれているこれらのワインは、ほとんどがボトル詰めされた状態のワインを海底で熟成させたものだ。

しかしボトル詰めしてから熟成させては、「ワインと海との間にエネルギー交換がない」と語る醸造家がいる。彼はどんなことにこだわり、海のエネルギーをワインに取り込んでいるのだろうか。

Sunset on Lincoln City

2次発酵を海底で

「ワインと海との間のエネルギー交換」にこだわるワインを生み出しているのは、フランスのバスク地方でワインづくりをしているドメーヌ「エギアテギア」。「真実のアトリエ」という意味があるという。

赤ワイン、白ワインともに地上で1次発酵させて、一部を特殊素材の発酵容器に詰めて海底で2次発酵させる。

そう、エギアテギアの特徴は、ボトル詰めした状態で海底にて“熟成”させるのではなく、タンクごと海底に沈めて“醸造”させるのだ。

海底での醸造期間は6~8カ月間。その間に海底に沈めなかったロットを地上で熟成させ、海底から引き揚げたロットと一緒に瓶詰めして1本のワインに仕上げている。

【参考記事】世界初! 海底で醸造したワイン「エギアテギア Dena Dela」赤白を発売

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https://blogbordeauxwines.wordpress.com/2012/04/03/egiategia/

なぜ海底で醸造するのか

<メリット1>技術的な理由
フランスの有名なスパークリングワインメーカーで働いていた経験もあるというポワムール氏。スパークリングワインを醸造するときに必要な物理的条件(振動、熱慣性、一定の圧力の維持、10~13度の一定の温度など)は、海底なら地上よりも少ない費用で実現可能だと気付いたのだという。

2007年には海底で醸造する特許を申請し、2009年にドメーヌを創設した。

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<メリット2>本当に魚介に合うワインができる
「現存する『⿂介に合う』と言われるワインすべてに満足していませんでした」と語るポワムール氏。潮の香りや海の風味といった「海のテロワール(土地特有の特徴)」が再現されていないことが不満の理由だったという。

この海のテロワールを表現してこそ、「本当に魚介に合うワイン」だとポワムール氏は考えているそうだ。そのためには、ボトル詰めしたワインを沈めるだけでは不十分。醸造の段階で沈めることで、「海とのエネルギー交換」ができるようになり、海のテロワールを再現できると考えた。

ここまで自信満々に語られると、ぜひ飲んでみたくなるものだ。フランス国内でも彼の革新的なワイン作りは注目を浴び、テレビで特集を組まれるなど、各メディアで取り上げられている。

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Egiategia@egiategia

一時の流行以上のワインを

同氏は今後の展開について、まずは自社の畑で栽培したぶどうでワインづくりをすることや、製品の質の高さを保証するEU共通の制度、AOP(Appellation d’Origine Protegee)の取得を目指すとしている。

また、ワインづくりを長く続け、一時の流行以上のワインをつくっていきたいと語っている。

<情報提供>
VIVIT

編集情報

この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

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著者 / 

鵜沢 シズカ

J.S.A.ワインエキスパート。米フロリダ州で日本酒の販売に携わっている間に、浮気心で手を出したワインに魅了される。英語や販売・営業経験を活かしながら、ワインの魅力を伝えられたら幸せ

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