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Wine Spectatorが1999年1月に発表した「Wines of the Century(20世紀を代表するワイン)」。20世紀にリリースされた数多くのワインの中から、厳選された12本のワインを1本ずつ紹介していく。
Wine Spectatorに選び抜かれた12本とは、一体どんなワインなのだろうか。第11回となる今回は、シャトー・ペトリュス 1961年を紹介していく。
「シャトー・ペトリュス 1961年」はどんなワイン?
シャトー・ペトリュスは、ボルドーのポムロールを代表するつくり手だ。5大シャトーではないが、伝説的なシャトーとして知られている。セカンドラベルなどはつくらず、「シャトー・ペトリュス」のみを生産している。
畑の土壌は、メルローの栽培に適した粘土質。恵まれた土壌でメルローを生育し、さらに品質の良いもの以外は間引いていく。従って、質は向上するが収穫量は限られることに。シャトー・ペトリュスの流通量も少なくなり、新しいヴィンテージのものでも数十万円の価格がつくことも多い。
1961年のボルドーは、春先に霜の被害を受けたためにぶどうの収穫量が減少。しかし、雨が少なく、気温の高かった夏のおかげで濃縮した味わいのぶどうが出来上がった。
現在でも決して多い生産量ではないが、当時の畑は現在の3分の2程度の広さ。さらに気候条件も重なり、1961年ヴィンテージは約680ケースしかつくられなかった。
「シャトー・ペトリュス 1961年」に対する評価
ロバート・パーカー氏は『ボルドー第4版』の中で、シャトー・ペトリュス 1961年に100ポイントを付けている。1998年6月に試飲して「ポート・ワインのような芳醇さを持つ」とし、「不死身のワイン」と評価した。
Wine Spectatorも同記事の中で、シャトー・ペトリュス 1961年の特徴を「ゴージャスな香りと黒のトリュフ、オリーブ、アース、ぜいたくなタンニンで包み込んだチョコレートの味わいを楽しめる。ほんのひとすすりですべてを感じられるワイン」と表現。「1945年や1947年のヴィンテージの方が、若干濃厚かもしれない。しかし、1961年のハーモニーやリッチさは比類のないものだ」と評している。
「シャトー・ペトリュス 1961年」にまつわるエピソード
前回ご紹介したように、ポール・ジャブレ・エネの「ラ・シャペル」も同じく1961年のヴィンテージが「20世紀を代表するワイン」に選ばれている。
素晴らしいワインとなるぶどうができたからといって、すべてのつくり手が醸造を成功させたわけではない。多くのつくり手が濃縮したぶどうをコントロールしきれず、熟成に苦労したという。
<関連リンク>
シャトー・ペトリュスの特徴は? 1本数十~数百万円、フランス最高峰のメルロー[覚えておきたいワインブランド]
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編集情報
この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。
著者 /
鵜沢 シズカJ.S.A.ワインエキスパート。米フロリダ州で日本酒の販売に携わっている間に、浮気心で手を出したワインに魅了される。英語や販売・営業経験を活かしながら、ワインの魅力を伝えられたら幸せ
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