INDEX
おいしい食事とワインとの組み合わせには、こだわりたい人が多いだろう。けれど、レストランならソムリエに相談する手もあるが、自宅での食事では悩んでしまいがちになっていないだろうか。
そんな人にぜひ紹介したいのが、食事別に合うワインを解説しているインフォグラフィック「FOOD & WINE PAIRING」だ。その内容を取り上げていこう。
From Visually
サラダや根菜などの【野菜】
サラダ
辛口の白(またはロゼ)ワインがオススメだ。価格は高くないものでいい。もし高めのワインを頼むのなら、ドレッシングはお酢が入っていないものにした方が合う。お酢の代わりにレモン果汁を使ったドレッシングにするのもいいだろう。
サラダにオススメのワイン――
ソーヴィニヨン・ブランを使ったワイン、ピクプール・ド・ピネのワイン、イタリア産白ワインなど
トマトサラダ
強い酸味があり、ワインと合わせづらいトマト。ワインも酸味の強いものを選ぶといい。ソーヴィニヨン・ブランを使ったワインなら、より香りが豊かでシャープな産地のものがオススメだ。
トマトサラダにオススメのワイン――
ニュージーランドかロワール産のソーヴィニヨン・ブランによるワイン
ジャガイモ、かぼちゃ、豆類などのグリル野菜
シンプルなグリル野菜にはフルボディのシャルドネや、ライトでフルーティーな赤ワインがオススメ。豆類にはボディのよりしっかりしたワインを選ぼう。
グリル野菜にオススメのワイン――
シャルドネ、バルベーラ、テンプラニーリョ、シラーなどでつくったワインや、イタリアやスペイン産の歴史ある産地の赤ワイン
魚や甲殻類などの【魚介類】
白身魚
ありとあらゆる白ワインと相性がいいのが白身魚。シンプルな料理ほど、悩む必要はなくなる。
白身魚にオススメのワイン――
イタリア産白ワイン、ホワイト・ブルゴーニュ
赤身魚
香り豊かな白ワインと相性抜群の赤身魚。スパイスの効いたソースにはフルボディのリースリングを、バターたっぷりならシャルドネを選ぶといい。
赤身魚にオススメのワイン――
グリューナー・ヴェルトリーナー、ヴェルメンティーノ、ピノ・グリージョ、シャブリ、リースリング、シャルドネといった品種でつくられたワイン
ロブスター
贅沢なロブスターには、贅沢なワインを。
ロブスターにオススメのワイン――
ホワイト・ブルゴーニュ、ヴィンテージ・シャンパン
ちなみに貝類には、キリッと冷やして飲むフルーティーな白ワインが合う。また、カニ類にはソーヴィニヨン・ブランなどの辛口白ワインがオススメだ。
ビーフやポークなどの【肉類】
牛肉
ローストビーフやステーキには、がっつりめのフルボディの赤ワインがよく合う。
牛肉にオススメのワイン――
アマローネ、バローロ、シラーでつくられたワインや、レバノンのシャトー・ミュザールのワイン
ラム肉
ラム肉には、少し控えめのフルボディの赤ワインがよく合う。
ラム肉にオススメのワイン――
ボルドー産の赤ワイン、リオハのレゼルヴァ級ワイン
豚肉
シンプルなポーク料理には軽めの赤ワインか、しっかりした白ワインがオススメ。
豚肉にオススメのワイン――
ブルゴーニュ産のワイン(赤白問わず)、質の高いシャルドネ、ピノ・ノワールから醸造したワイン
鶏肉
どんなワインにも合わせやすいのがチキン。自宅で料理とワインを楽しむのなら、チキン料理にすると無難かもしれない。
鶏肉にオススメのワイン――
シャルドネでつくったものなど、ボディのしっかりした白ワイン。ブルゴーニュ産などの軽めの赤ワイン
ジビエ
シカ、イノシシ、ウサギなど、狩猟によって捕獲された個性の強い野生の肉・ジビエ。合わせるワインも、熟成された赤ワインがオススメだ。
ジビエにオススメのワイン――
ピノ・ノワールによるワイン。ローヌ産の熟成された赤ワイン
カレーやタイ料理などの【アジアン料理】
スパイスたっぷりのアジアン料理は、香り豊かな白ワインとよく合う。
アジアン料理にオススメのワイン――
アルザス産のワイン、リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ヴィオニエ、グリューナー・ヴェルトリーナー、ヴーヴレイ
フルーツたっぷりの【デザート】
フルーツが使われたデザートには、強過ぎない程度に甘いワインを薦めたい。
デザートにオススメのワイン――
モスカート・ダスティなどの甘口のスパークリングワイン。コトー・デュ・レイヨンなどの貴腐ワイン。
そのほかのお菓子類は、先に掲載した記事「ワインのおつまみにスイーツはどう? 実はワインと合うチョコレートなど、相性のいいお菓子9選」に記載した内容を参考にしてほしい。