2023年10月

アルザスのAmélie & Charles Sparr発売、歴史ある家系出身の夫婦が手掛けるワイン

フィラディスは20023年9月26日、フランス・アルザス地方のドメーヌ、Amélie & Charles Sparr(アメリー・エ・シャルル スパー)の取り扱いを開始した。

Amélie & Charles Sparrは、シャルル&アメリーの夫婦が、理想のワインをつくるために設立した新進気鋭のドメーヌ。夫のシャルル氏はアルザスの大手ネゴシアンとして知られるスパー家の8代目、妻のアメリー氏はアルザスのDomaine Buecher-Fixの7代目で、夫婦共にワインづくりに長い歴史を持つ家系の出身だ。

2010年に出会った彼らは、自社畑のぶどうを100%ビオディナミで育て、2017年にオーガニックとビオディナミの認定を受けたことを機にAmélie & Charles Sparrを創設した。現在は互いの畑と新たに取得した畑を組み合わせ、シュネンブルグやマンブール、スポーレンなど、名だたるグラン・クリュ(特級畑)を含む11の村に100以上の区画を所有。それぞれの土地の個性を生かして栽培し、1つ1つ手摘みで収穫したぶどうを畑に生息する天然酵母で発酵させ、残糖を抑えてドライで緻密なミネラル感を際立たせたワインを醸造している。

フィラディスの公式サイトでは現在、12アイテムを販売している。中でも、フラッグシップワインの「2017 Riesling Schoenenbourg Revelation(リースリング シュネンブルグ・レヴェラシオン)」(1万700円)は、シャルル氏が16歳の若さで取得した特別な畑であるシュネンブルグのぶどうを使用。心地よい苦みとかんきつ類を感じさせる、パワフルでバランスのよい1本だ。

また、グラン・クリュのマンブールにピノ・ノワールやシラーを植樹してVdF(Vin de France)をリリースするなど、型破りなアプローチも注目を集めている。そのマンブールのシラーを100%使用した「2021 Syrah(シラー)」(8600円)は、エレガントながら凝縮した味わいを楽しめる。

他に、かんきつ類のノートとバランスの取れた味わいが特徴の「2020 Riesling Sentiment(リースリング サンティマン)」(5000円)、パッションフルーツやライチ、バラ、カルダモンなど、アロマティックな「2020 Gewurztraminer Intuition(ゲヴュルツトラミネール アントゥイション)」(5150円)、バランスがよく調和のとれた「2020 Pinot Blanc Pensee(ピノ・ブラン パンセ)」(4200円)、1度だけつくられた特別なキュヴェ「2021 Pinot Noir Carpe Diem(ピノ・ノワール カルペ・ディエム)」(9150円)などを提供している。
※価格は全て希望小売価格、税別。

<関連リンク>
アルザス Amélie & Charles Sparr(アメリー・エ・シャルル スパー)正規代理店販売を9月26日(火)開始

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About the author /  tomo

量販店の販売員、製造メーカーの設計部を経て、フリーライターに転身。ゆっくりお酒を飲みながら愛猫と戯れる夜のひと時に幸せを感じている。