コラム

リースリング好きにオススメのワイン3選! 定番のドイツに仏アルザス、意外性のオーストラリアも

   

ドイツやアルザスでつくられるワインと言えば、リースリング抜きには語れないだろう。リースリングはその豊かな香りとチャーミングで上品な味わいで人気のぶどう品種だ。さらに同じぶどう品種でありながら、スッキリ系、爽やか系、甘口と、実に表情豊かなワインがつくり分けられている

だが、繊細な栽培条件を持つリースリングはどこでも育つわけではない。世界を見ても、良質なリースリングが育っている土地は数えるほどだ。リースリングの真骨頂を味わえる産地のワインはどこか、今回は3本をピックアップしてみた。

ドイツ・モーゼルのリースリングはシトラス系の香りがフレッシュ

ホスピテン・リースリング・QbA・トロッケン

産地:ドイツ/モーゼル

特徴:全世界で栽培されるリースリングの6割を占めるドイツ産リースリング。その味わいは実にバラエティ豊かで、辛口、甘口、発泡とさまざまな用途に使われている。
こちらのリースリングは辛口タイプ。モーゼル地方の冷涼な畑で採れ、レモンやグレープフルーツの香りが豊かで、フレッシュさが存分に引き出されている。口当たりがよく、飲み進めやすい。

合わせたい料理:サラダ、カルパッチョ、寿司

参考価格:2980円(税抜)

saar riesling von vereignete hospitien

アルザスの自然派リースリングはテンションの上がる華やかさ

ポール・ジャングランジェ アルザス リースリング

産地:フランス/アルザス

特徴:アルザス地方もリースリングの産地として大変有名な土地だ。
数あるアルザスのリースリングの中でも、この1本はコスパがよく評価も高い。白い花のチャーミングな香りをまとい、凝縮した果実味とハツラツとした酸のバランスが絶妙に素晴らしい。

合わせたい料理:エスニック料理、フォアグラ、ブルーチーズ

参考価格:2120円(税抜)

Trio - 2007 Riesling, Grand Cru Pfersigberg, Paul Ginglinger, Alsace

意外? オーストラリアのリースリングは世界的にも高評価

グロセット アーリア リースリング

産地:オーストラリア/クレア・ヴァレー

特徴:寒い地域で栽培が成功することの多いリースリングだが、南オーストラリアで栽培に成功している場所がある。それがこのクレア・ヴァレーだ。
山脈エリアで標高の高い場所に畑があり、ドイツのモーゼルと似た土壌を持つ。白い花の香りとレモンやライムのような酸が特徴だ。

合わせたい料理:ハーブのサラダ、魚介のスープ、ちらし寿司

参考価格:3960円(税抜)
#spring may not be here yet, but it has arrived #bytheglass @thelambsclub !  We are now serving @Grosset #Springvale #Riesling 2013 #ClareValley #Australia
※写真はグロセット スプリングヴェイル リースリング


シャルドネのように醸造技術で味わいを変えることも難しく、ぶどう自体の栽培に全てがかかっている繊細なリースリング。味わいが優しいため、ワイン初心者にも飲みやすいオススメのぶどう品種だ。

辛口なら和食にも合わせやすく、日常使いしやすいため、家に常備する「ハウスワイン」にも最適。ぜひお試しあれ。

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About the author /  Yayoi Ozawa
Yayoi Ozawa

フランス料理店経営ののち、ワインとグルメ、音楽を専門とするライターへ転身