コラム

働き方改革でホームパーティーが増える? キリン2万人アンケートから紐解く、これからの平日・休日の過ごし方

   

働き方改革が徐々に浸透し、ワインバザール読者の皆さんの勤め先でも、何らかの取り組みが始まったところもあるかもしれない。

キリンは働き方改革による平日・休日の過ごし方の変化について1万9448人を対象にアンケートを実施。2018年7月4日、渋谷で開催された「イケア×キリン・メルシャン 夏のドリンク試飲体験会」にて、働き方改革の影響を調べたアンケートの結果や、国内のホームパーティーに関する最新事情などが明かされた。

働き方改革で変わりつつある日本、平日・休日の過ごし方はどう変わる?

日本のビジネスパーソンにとって、サービス残業や休日出勤は珍しいものではなかった。そうした働き方がここ最近になって、ガラリと様相を変えつつあるという。

ノー残業デーやプレミアム・フライデーなどの取り組みに加え、フレックス勤務やテレワークなどのさまざまな制度を導入する企業が増えてきた。それに伴い、日本人の働き方は大きく変わりつつある。

そして2018年6月には「働き方改革関連法案」が成立した。時間外労働の上限規制、年次有給休暇の取得推進、勤務間インターバル制度の普及促進などが法的に整備された。これから日本人のワークライフバランスが、一気に変化することになるのかもしれない。



そんな中でキリンが実施したアンケートには、どのような結果が表われていたのだろうか。その内容を紹介しつつ、これからの平日・休日の過ごし方がどうなるのか想像していこう。

約2割が生活に「変化があった」

同アンケートでは、働き方改革の影響によって約2割が「生活に変化があった」と回答している。

平日に変化があったと感じているのに加えて、休日の過ごし方も変わっているようだ。特に、年代が若いほど「生活に変化があった」と感じる傾向があり、20代では約3割が「休日の過ごし方が変わった」と回答している。


時間に余裕ができた分、「家でゆっくり」「家族や友人などと過ごす」

それでは、どのように「生活に変化があった」のだろうか。

働き方改革により「休日の過ごし方が変わった」と回答した人の多くは、「家でゆっくりする時間が増えた」「家族や友人などと過ごす時間が増えた」と答えている。ちなみに、40代以上は「家でゆっくりする時間が増えた」、20代・30代では「家族や友人などと過ごす時間が増えた」との回答が一番多かった。

この2項目は、それ以外の項目「外出する機会が増えた」「家事に力を入れるようになった」「睡眠時間が増えた」「家で凝った料理を作るようになった」「習い事をするようになった」を大きく上回っていた。

一人暮らし女性やファミリー層は、「もっとパーティーをしたい」

休日に「家でゆっくり」「家族や友人などと過ごす」ことを望むのなら、やはりホームパーティーを開くのが一番だろう。

この試飲会を共催したイケア・ジャパンは、ホームパーティーのニーズに関する調査結果を発表。家に人を招いてパーティーする頻度が最も高いのは「一人暮らしの男性」(4.23日/月)、次いで「一人暮らしの女性」(2.67日/月)だった一方で、最も頻度が低かったのは「ファミリー層」(1.02日/月)という結果になった。

パーティーが開催できない主な阻害要因となっているのは「部屋の掃除」(57%)や「部屋の片付け」(56%)だという。「その要因がなければ、もっとパーティーの頻度を上げたい」という人は多いようだ。



こうしたアンケート結果を見る限り、これから日本でも休日にもっとホームパーティーが開かれるようになるのかもしれない。

そうしたホームパーティーでは、どのようなドリンクを用意すればいいのだろうか。次週掲載の記事では、実際にホームパーティーなどで好まれるドリンクの傾向についての調査結果、また家で簡単に作れるおもてなしドリンクのレシピをご紹介しよう。

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About the author /  Yayoi Ozawa
Yayoi Ozawa

フランス料理店経営ののち、ワインとグルメ、音楽を専門とするライターへ転身