ナパ・ヴァレーにあるクロ・デュ・ヴァルの蔦に覆われた建物
ワイナリー

クロ・デュ・ヴァル

クロ・デュ・ヴァル(Clos du Val)は、アメリカ・カリフォルニア州ナパ・ヴァレー/スタッグス・リープ・ディストリクトを代表する造り手のひとつです。名前は聞いたことがあっても、どんな土地で、どのような考え方のもとにワインを造っているのかまでは意外と整理しにくいものです。

この記事では、クロ・デュ・ヴァルの特徴、ワインづくり、代表的なワイン、歴史を分かりやすく紹介します。造り手の背景を知っておくと、ラベルだけでは見えにくい味わいの方向性や価格の理由も理解しやすくなります。

ナパ・ヴァレーにあるクロ・デュ・ヴァルの蔦に覆われた建物
蔦に覆われたクロ・デュ・ヴァルのワイナリー外観(画像: Jim G / CC BY 2.0) Wikimedia Commons / CC BY 2.0

クロ・デュ・ヴァルとは

産地とスタイル

クロ・デュ・ヴァルは、アメリカ・カリフォルニア州ナパ・ヴァレー/スタッグス・リープ・ディストリクトの風土と深く結びついたワイナリーです。産地の気候、土壌、品種の個性を生かしながら、その地域らしさが伝わるワインを生み出しています。

クロ・デュ・ヴァルの整然と並ぶブドウ畑の畝
スタッグス・リープ・ディストリクトに伸びるクロ・デュ・ヴァルのブドウ畑(画像: Jim G from Silicon Valley, CA, USA / CC BY 2.0) Wikimedia Commons / CC BY 2.0

評価される理由

ナパ・ヴァレーのスタッグス・リープ・ディストリクトに拠点を置く家族経営のワイナリーです。ボルドーにルーツを持つ発想とナパの果実を結び、力強さだけに寄らない、香りの伸びと酸、きめ細かなタンニンが調和したカベルネを目指しています。

ワインづくりのこだわり

自社畑の中心はスタッグス・リープ・ディストリクトのヒロンデル・ヴィンヤードとヨントヴィルのリバーベンド・ヴィンヤードです。カベルネ・ソーヴィニヨンを軸にボルドー系品種を扱い、畑の区画と品種を見ながら収穫、抽出、樽熟成を組み立て、果実の鮮度とシルキーな質感を保つスタイルを追求しています。

クロ・デュ・ヴァルの蔦に覆われたワイナリー建物と木の扉
ワイン造りの歴史を支えてきたクロ・デュ・ヴァルの蔦に覆われた建物(画像: Jim G from Silicon Valley, CA, USA / CC BY 2.0) Wikimedia Commons / CC BY 2.0

代表的なワイン

Napa Valley Cabernet Sauvignon

黒系果実に赤い果実、杉、スパイスのニュアンスを重ねた、ワイナリーの入口となるカベルネ。ナパらしい厚みと、食卓で合わせやすい酸とタンニンのバランスを楽しめます。

Stags Leap District Cabernet Sauvignon

ヒロンデル・ヴィンヤードを核に、スタッグス・リープ・ディストリクトの芳香、骨格、なめらかな質感をより明確に表す上位レンジです。

Yettalil

5つのボルドー品種を用いる、クロ・デュ・ヴァルのフラッグシップ・ブレンド。創業家のボルドーへの敬意とナパの自社畑を結ぶ、長期熟成を意識したワインです。

庭園越しに見たクロ・デュ・ヴァルのブドウ畑とナパの丘
クロ・デュ・ヴァルのワインを育む畑と庭園、その先に広がるナパの丘陵(画像: Jim G from Silicon Valley, CA, USA / CC BY 2.0) Wikimedia Commons / CC BY 2.0

ワイナリーの歴史

ジョンとヘンリエッタ・ゴレ夫妻の構想から、フランス出身の醸造家ベルナール・ポルテが候補地を探し、1972年に創業しました。初ヴィンテージの1972年カベルネ・ソーヴィニヨンは1976年のパリ・テイスティングに選ばれ、1986年の再試飲では首位となりました。現在もゴレ家の3代目が運営に携わっています。

クロ・デュ・ヴァルを写真で見る

花の咲く庭園とクロ・デュ・ヴァルのブドウ畑
庭園からブドウ畑を望むクロ・デュ・ヴァルの訪問風景(画像: Jim G from Silicon Valley, CA, USA / CC BY 2.0) Wikimedia Commons / CC BY 2.0
クロ・デュ・ヴァルで掲げられたフランス国旗とアメリカ国旗
フランスの醸造思想とナパを結んだ歩みを象徴する、ワイナリーのフランス国旗とアメリカ国旗(画像: Jim G from Silicon Valley, CA, USA / CC BY 2.0) Wikimedia Commons / CC BY 2.0

クロ・デュ・ヴァルのおすすめワイン

この記事にはAmazonアソシエイトリンクが含まれます。

クロ・デュ・ヴァルの味わいを知るなら、まずは代表的な銘柄から選ぶのがおすすめです。

Clos du Val Napa Valley Cabernet Sauvignon 2021 750ml

クロ・デュ・ヴァルらしさを感じやすい1本として、ヴィンテージや販売者、配送条件を確認しながら選びたい候補です。

Clos du Val Napa Valley Cabernet Sauvignon 2021 750mlをAmazonで見る

まとめ

クロ・デュ・ヴァルは、アメリカのワインを知るうえで押さえておきたい造り手です。産地の個性、歴史、代表的なワインを知っておくと、ボトルを選ぶときの判断材料が増えます。まずは代表的なキュヴェのスタイルを確認し、料理や熟成感の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

参考情報








編集情報

この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

運営会社 / お問い合わせ・広告掲載

ワインニュース・コラムを見る

About the author / 

WINE BAZAAR編集部

Wine Bazaar編集部は、ワインの新商品、イベント、業界動向、産地・品種に関する情報を確認し、読者がワインを選びやすくなる記事を制作しています。

カテゴリー