大分県の関連カテゴリ

日本の南西部に位置する九州。九州地方には福岡県・長崎県・大分県・熊本県・佐賀県・鹿児島県・宮崎県が含まれる。

気候は温暖で、夏は暖かく降雨量は多い。特に九州南部は台風の通り道になり、大きな被害に遭うこともある。冬の冷え込みはさほどなく、山間部の一部を除いて降雪も少ない。

大分県は、九州の東部に位置する。豊富な温泉資源があることから、「日本一のおんせん県おおいた」と称し、温泉を利用した産業や食べ物なども多い。加えて、地熱を利用した発電に積極的で、自然エネルギー自給率が25%を超える。

農業が盛んで椎茸やかぼすが特産品として挙げられる。また、臨海部は工業地帯として開発され、第2次産業の占める割合が平均よりも高い。

この大分県でワインを生産するのは宇佐市の安心院葡萄酒工房、竹田市久住町の久住ワイナリー、由布市湯布院町の由布院ワイナリーなどだ。

由布院ワイナリーは2009年に一度閉鎖されたが、新たなオーナーの下、2012年より規模を縮小して営業を再開したという。

その他に竹田市内には高倉ぶどう園が営み「日本一小さなワイナリー」と名乗る「ナノワイナリー」がある。醸造所内の消費に限って販売を許可されているため、農家民泊「葡萄の家・敬土庵」へ宿泊した場合のみ、ナノワイナリーでつくられたワインを嗜むことができる。

【大分県の主な生産地】

<宇佐市旧安心院町地区>
宇佐市近辺は、降水量が少なく晴れの日が多い。この地の霧深い盆地・寒暖差のある気候を利用してワインをつくっているのが、安心院葡萄酒工房だ。
デラウェア、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、キャンベル・アーリー、メルロー、マスカット・ベーリーAなどを栽培し、フレッシュな味わいの新酒からスパークリングワイン、樽熟成を重ねたワイン、ブランデーまで、幅広く生産している。
安心院葡萄酒工房では、「安心院フェア 葡萄酒まつり」というイベントを毎年9月に開催。約2万人を集客している。