低い樹形のブドウと丘に続くリオハの畑の情景
ワイナリー

ラモン・ビルバオ

3

ラモン・ビルバオ(Ramón Bilbao)は、スペイン・リオハ地方アロを代表する造り手のひとつです。名前は聞いたことがあっても、どんな土地で、どのような考え方のもとにワインを造っているのかまでは意外と整理しにくいものです。

この記事では、ラモン・ビルバオの特徴、ワインづくり、代表的なワイン、歴史を分かりやすく紹介します。造り手の背景を知っておくと、ラベルだけでは見えにくい味わいの方向性や価格の理由も理解しやすくなります。

低い樹形のブドウと丘に続くリオハの畑の情景
公式のリオハの畑の写真を参考に編集部が制作した情景。実際のラモン・ビルバオの区画を記録した写真ではありません(画像: Wine Bazaar)

ラモン・ビルバオとは

産地とスタイル

ラモン・ビルバオは、スペイン・リオハ地方アロの風土と深く結びついたワイナリーです。産地の気候、土壌、品種の個性を生かしながら、その地域らしさが伝わるワインを生み出しています。

太いブドウの幹と石が混じる土
公式の樹と土の写真を参考に編集部が制作した情景。実際のラモン・ビルバオの樹や区画を記録した写真ではありません(画像: Wine Bazaar)

評価される理由

ラモン・ビルバオは、リオハの赤ワインを選ぶときに、果実味と飲みやすさから入ってみたい造り手です。拠点はリオハ・アルタのアロ。生産者は、樽を強く利かせすぎず、ブドウの個性が伝わる新鮮で上品なスタイルを目指すと説明しています。その中心にあるのがクリアンサです。一方で、高地の畑を探る仕事も続けています。別銘柄のビニェドス・デ・アルトゥーラは、700メートルを超える自社畑のテンプラニーリョとガルナッチャを半分ずつ使うワイン。日常の食卓へ向けたクリアンサと、標高の違いを追う銘柄を並べると、この生産者が大切にする果実味や爽やかさを考える手がかりになります。高地の畑の条件を、クリアンサ全体の条件として扱わないことも大切です。

ワインづくりのこだわり

クリアンサの造りを具体的に知るには、生産者が公開している2022年産の資料が役に立ちます。この年はテンプラニーリョ100%。リオハ・オリエンタル、リオハ・アラベサ、リオハ・アルタの異なる土壌の畑からブドウを選び、地区ごとの収穫時期に合わせて別々に醸造しています。アルコール発酵とマロラクティック発酵にはステンレス槽を使い、その後、使用2年目・3年目のアメリカンオーク樽で14か月熟成するという説明です。畑の違いを分けて扱い、使い込んだ樽で育てる工程から、果実味と樽の香りをどう合わせるかが見えてきます。これは2022年産の醸造例です。今回の購入候補は商品名に年号の指定がないため、届くボトルも同じ年・同じ仕様だとは断定していません。

緑の葉の下にある黒いブドウの房
公式のブドウ写真を参考に編集部が制作した情景。実際のラモン・ビルバオのブドウや収穫を記録した写真ではありません(画像: Wine Bazaar)

代表的なワイン

ラモン・ビルバオ クリアンサ

今回紹介する購入候補は、クリアンサの赤ワイン750mlです。生産者は主力銘柄として紹介し、ブラックベリーやプラムを思わせる果実味に、熟成によるリコリス、バニラ、ココナツなどの香りが重なると説明しています。ここに挙げた味わいは公開されている生産者の表現で、編集部の試飲記録ではありません。ボトルを選ぶときは「クリアンサ」という銘柄と750mlの容量に加え、実物の年号も確かめてください。レセルバやリミテッド・エディション、1500mlの大瓶もあるため、似た名前だけで選ばないようにしたいところです。公式の2022年資料を読むと、テンプラニーリョの果実味とアメリカンオーク熟成という、この銘柄の基本をつかめます。

赤ワインのグラスと無地のラベルのボトル
公式のワイン紹介を参考に編集部が制作した情景。実際のラモン・ビルバオのラベルや商品写真ではなく、銘柄を描かない赤ワインのイメージです(画像: Wine Bazaar)

ワイナリーの歴史

ラモン・ビルバオは1924年、アロで商標を登録し、ワイナリーを設立しました。1999年には家族企業のサモラ・カンパニーが加わり、同じ年にロドルフォ・バスティーダが造り手として参加しています。2012年からは、より標高の高い畑やガルナッチャを使うワインへ取り組みを広げ、2016年には白ワインの産地ルエダにも自社ワイナリーを設けました。リオハの赤だけでなく、土地と品種を変えながら歩みを重ねてきた生産者です。現在の公式訪問案内ではアロとルエダの両方に見学窓口があり、リオハ側にはワインバーやレストランの案内も掲載されています。訪ねる場合は、まず行きたい産地を選び、予約枠や営業日を公式ページで確認すると計画を立てやすくなります。

ラモン・ビルバオを写真で見る

畑を見渡すテーブルに赤ワインのグラスとパン
公式のワインツーリズム写真を参考に編集部が制作した情景。実際のラモン・ビルバオの試飲会場やサービスを記録した写真ではありません(画像: Wine Bazaar)
瓦屋根と石造りの建物が並ぶアロの街
2024年1月にラ・アタラヤから撮影されたアロの街並み。ラモン・ビルバオの建物を特定した写真ではありません(画像: Zarateman / CC0 1.0) Wikimedia Commons / CC0 1.0

ラモン・ビルバオのおすすめワイン

この記事にはAmazonアソシエイトリンクが含まれます。

ラモン・ビルバオの味わいを知るなら、まずは代表的な銘柄から選ぶのがおすすめです。

ラモン・ビルバオ クリアンサ 赤ワイン750ml

ラモン・ビルバオらしさを感じやすい1本として、ヴィンテージや販売者、配送条件を確認しながら選びたい候補です。

ラモン・ビルバオ クリアンサ 赤ワイン750mlをAmazonで見る

まとめ

ラモン・ビルバオは、スペインのワインを知るうえで押さえておきたい造り手です。産地の個性、歴史、代表的なワインを知っておくと、ボトルを選ぶときの判断材料が増えます。まずは代表的なキュヴェのスタイルを確認し、料理や熟成感の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

参考情報








編集情報

この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

運営会社 / お問い合わせ・広告掲載

ワインニュース・コラムを見る

About the author / 

WINE BAZAAR編集部

Wine Bazaar編集部は、ワインの新商品、イベント、業界動向、産地・品種に関する情報を確認し、読者がワインを選びやすくなる記事を制作しています。

カテゴリー