チルズ・バレー

チリズ・バレーワインの特徴とは

チリズ・バレーの気候・風土

チリズ・バレーは、カリフォルニア州北部のナパ・バレーにあるAVAだ。1999年AVAに認定された。山間部に位置するヒルサイドAVAで、平野部(バレー・フロア)のAVAとは標高・気候の性質が異なる。

ヘネシー湖畔を走る128号線から先、ローワー・チリーズ・バレー・ロードの先にある。地理的にはヘネシー湖の北東、ベリエッサ湖の南西にあるヴァカ山脈に位置する。

ぶどう畑は山間部の一部となる。面積にして30haほどで、規模はそれほど大きくない。標高は350~400m程度。

気候は大陸性気候に属し、夏は30度以上の暑さとなる。サン・パブロ湾から離れており標高が高いため、ナパ・バレーに立ち込める霧の影響をあまり受けない。そのため日較差が大きく、育つぶどうは酸味の強いものとなる。また、ヒルサイドAVAのぶどうは、バレー・フロアと比較して収穫が遅い。

チリズ・バレーのワインの特徴

ジンファンデル種、カベルネ・ソーヴィニヨン種による赤ワインがメイン。ナパ・バレー平野部ではカベルネ・ソーヴィニヨン種をメインとする産地がほとんどだが、チリズ・バレーではジンファンデル種の割合が多い。ソーヴィニヨン・ブラン種やシャルドネ種による白ワインも少量つくられる。

ジンファンデル種による赤は、ハイビスカスやバラのような、花を思わせる華やかなアロマを有し、果実味豊かなワインとなる。

有力なワイナリーはブラウン・エステートが挙げられる。ナパにおけるワイナリーのほとんどが白人経営である中、アフリカン系統の経営者によるワイナリーとなる。

エピソード

AVA名は西部時代の開拓者、ジョセフ・バリンジャー・チリズにちなむ。
19世紀末の開拓当初は、ヒルサイドに限らず、バレー・フロアでもジンファンデル種の栽培が中心だった。ジンファンデル種は環境への高い適応力を有している。開拓地への栽培種として選ばれた理由のひとつであろう。

ナパ・バレーのカベルネ人気が高まるのは、1976年のパリ・テイスティング以降となる。

チリズ・バレーの代表的なワイン

ブラウン・エステート チリズ・バレー ジンファンデル

編集情報

この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

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