ピール

ピールワインの特徴とは

ピールの気候・風土

ピールは西オーストラリアのワイン産地のひとつ。パースから内陸部に少し入ったあたりにある。

地中海性気候の影響を受け、暑く乾燥した夏と、降雨が多く冷涼な冬が特徴だ。しかし、夏の午後にはインド洋からの海風が吹くため、暑さは多少軽減される。

十分な日光量が確保できるためにぶどうは十分熟す。例えばシュナンブラン種はその力を最大限に引き出され、ロワール地方のシュナンブラン種とは同一と思えない力強さとなる。

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ピールのワインの特徴

ピールで栽培されるぶどうはさまざま。主にはシャルドネメルローなどの他、マルベックムールヴェードルシラーズなどが栽培される。

いずれも日光量の多い土地でよく育つぶどうで、樽で熟成されたパワフルな味わいのワインとなる。

Drakesbrook White Tail 2011

エピソード

この地のぶどう栽培は、ヨーロッパからの移住者たちによって1850年代に始まった。

従来は猫の額ほどの小さな畑がいくつかしかなかったが、1970年代になり大規模な畑の開墾が始まった。

またピール・エステートというワイナリーが登場したことで、後にこの地のトレンドのひとつとなるシラーズ主体のパワフルなワインをつくり出すスタイルが確立された。

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ピールの代表的なワイン

・ドウェリンガップ・シャルドネ/フェイバー・ヴィンヤード
・ホワイト・テイル/ドレイクスブルック

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