ビュゼ

ビュゼワインの特徴とは

   

ビュゼの気候・風土

ビュゼはフランス南西部に位置するベルジュラック地方のワイン産地。ボルドー地域から20kmほど離れたガロンヌ川の左岸に広がっており、北側はコート・デュ・ブリュロワと接している。

Buzet

アキテーヌ圏ロート・エ・ガロンヌ県にある。ガロンヌ川とランドの森との間に1800haのブドウ畑が広がり、27の村が存在する。

気候は海洋性気候で温度差が少なく、穏やかな気候。海岸部よりやや降水量が少なく、春は湿気が多くなる。土壌は粘土と石灰、そして砂利で構成される。

ビュゼのワインの特徴

ビュゼでは赤ワインの生産が主で、少量ながら白ワインやロゼもつくられている。ワインの生産量は約10万hl(ヘクトリットル)だ。

ワインに使われるぶどうの品種は、赤・ロゼがメルローカベルネ・ソーヴィニヨンカベルネ・フランマルベック。白はセミヨンミュスカデル、ソーヴィニヨン・ブランが使われている。

Tonight's wine

赤ワインは昔から評判がいい。濃い赤色をしており、桑の実やスミレ、果実系の香りを持つ。ボルドーと同じく肉付きのよい味わいで、しっかりとしたタンニンを感じられるのが特徴。飲みごろは2~8年となる。

白ワインはフレッシュな芳香とキリリとした味を持ちながら、まろやかな口当たり。

ロゼは軽くタンニンを感じながらもフルーティで、複雑な味となっている。

ビュゼワインの生産は約9割が地元の協同組合、レ・ヴィニュロン・ド・ビュゼの醸造所によるもの。

エピソード

1850年代末から瞬く間に広がった害虫・フィロキセラにより、ビュゼも大きな打撃を受けた。その後、追い打ちをかけるように霜の被害に遭ったため一時は壊滅状態になったが、復興を遂げた。

1973年にはコート・ド・ビュゼの名でワイン産地の指定を受け、1986年に現在の名前に変更されている。

ビュゼの代表的なワイン

ビュゼ ルージュ ロッシュ・ディヤック/レ・ヴィニュロン・ド・ビュゼ
ビュゼ スッド・ウエスト /レ・ヴィニュロン・ド・ビュゼ
ビュゼ 赤/デュ・ペッシュ
ビュゼ・アルボレセンス・ルージュ/セレクシオネ・ジェラール・アルボー
キュヴェ・プレステージ・ルージュ /ガストン
ビュゼ・ルージュ・キュヴェ・プレスティージュ/シャトー・デゼサール

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