バルセロナ 

バルセロナワインの特徴とは

   

バルセロナの気候・風土

バルセロナはスペイン・カタルーニャ州の中心都市だ。人口160万人、スペインでは首都マドリードに次ぐ第2位の規模を誇る。

バルセロナ市から南、タラゴナに至るまでのペネデス地区でワインがつくられている。

土壌は石灰岩のもの。地中海性気候に属し、年中通して温暖。年間降雨量は600mm程度。

栽培されるぶどうは、白ぶどうのマカベオ、パレリャーダ、チャレロがメイン。これらのぶどうは後述するカヴァの三大原料となる。

バルセロナのワインの特徴

「洞窟」を意味するスパークリングワイン、カヴァの産地として有名。

カヴァは、シャンパーニュと同じく瓶内2次発酵でつくられる。総じて、シャンパンと品質が変わらない割に安価なものが多いため、気軽に飲めるワインとして国内外で親しまれている。

カヴァの生産地には、バルセロナや南にあるペネデスのほか、バルセロナ近郊のサン・サドゥルニ・ダノイアなどがある。

また、カヴァワインの古くからの生産者では、フレシネ社やコドルニウ社などが有名。なかでもコドルニウ社は1872年、スペイン初となる瓶内2次発酵のカヴァを生産したことで有名だ。その上品な芳香と味わいにより、現在でも多くの愛飲者がいる。

エピソード

バルセロナは1992年のオリンピック開催地になったことで広く知られる。首都・マドリードに先んじてオリンピックの開催地となった理由としては、内戦前(1936年)に一度人民オリンピックが企画されたことから、施設などの整備が進んでいたことが挙げられる。当時建設されたスタジアムが、バルセロナオリンピックでも利用された。

アントニオ・ガウディにより設計されたサグラダ・ファミリアも有名。ガウディの死後も延々と建設が進められており、費用は全て喜捨によりまかなわれている。ガウディの没後100年にあたる2026年に完成予定だが、実は全体の進捗としてはまだ半分程度しか進んでいない。

バルセロナの代表的なワイン

カヴァ・ブリュット・レゼルヴァ / モン・マルサル
フレシネ・コルドン・ネグロ /フレシネ
カルタ・ネバダ / フレシネ
モナストレル・チャレロ / フレシネ
グラン・コドルニウ・グラン・レゼルヴァ / コドルニウ
アンナ・デ・コドルニウ / コドルニウ

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