木陰から見たエラスリスのブドウ畑
ワイナリー

エラスリス

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エラスリス(Viña Errázuriz)は、チリ・アコンカグア・ヴァレーを代表する造り手のひとつです。名前は聞いたことがあっても、どんな土地で、どのような考え方のもとにワインを造っているのかまでは意外と整理しにくいものです。

この記事では、エラスリスの特徴、ワインづくり、代表的なワイン、歴史を分かりやすく紹介します。造り手の背景を知っておくと、ラベルだけでは見えにくい味わいの方向性や価格の理由も理解しやすくなります。

木陰から見たエラスリスのブドウ畑
エラスリスの畑として公開された実写真。Kay Adams、2009年1月28日撮影。2023年の使用区画や現在の景観を特定するものではありません。縮小版を使用(画像: Kay Adams / CC BY 2.0) Wikimedia Commons / CC BY 2.0

エラスリスとは

産地とスタイル

エラスリスは、チリ・アコンカグア・ヴァレーの風土と深く結びついたワイナリーです。産地の気候、土壌、品種の個性を生かしながら、その地域らしさが伝わるワインを生み出しています。

色づいたブドウと収穫かご(編集部制作の情景)
畑の実写真を参考に構図を変えて編集部が制作した収穫の情景。実際の畑や特定品種の実写記録ではありません(画像: Wine Bazaar編集部制作)

評価される理由

チリのカベルネを選ぶなら、生産者名に加えて産地と銘柄まで見たいところです。エラスリスのマックス・カベルネ・ソーヴィニヨン2023年は、その違いを確かめる入口になります。産地はアコンカグア・ヴァレー。公式技術資料では、主に内陸のマックスの畑からブドウを調達すると説明しています。土壌は壌土から粘土質壌土が中心で、斜面から運ばれた堆積物に由来します。ひと口にチリワインといっても、畑の水はけや樹の生育がワイン造りの条件になるのです。この記事に掲載した2009年の畑の写真は、緑のブドウ畑と乾いた道、なだらかな丘のある風景を伝えています。ただし、購入候補の2023年に使われた区画を特定した写真ではありません。今回取り上げるのはエラスリスの赤750ml。名前の似たビニェードス・エラスリス・オバリェとは別の生産者として確認しています。

ワインづくりのこだわり

2023年の公式資料を読むと、朝に手摘みしたブドウを二段階の選果台で確認し、破砕後にステンレスタンクへ入れて発酵させています。醸しの期間は6〜30日。その後はフレンチオーク樽で12か月熟成し、新樽の割合は20%です。ここで気をつけたいのが収穫年の違い。2022年の同銘柄も12か月熟成ですが、新樽は25%、醸しは7〜25日と記されています。熟成期間が同じだからといって、ほかの数字まで同じとは限りません。今回のAmazon商品名は2023年なので、本文の醸造説明も2023年の資料に合わせました。商品名だけからカベルネ100%とは判断していません。公式資料の品種名を、そのまま確定した混醸比率へ読み替えることは避けています。掲載するタンクと樽の情景は工程の理解を助ける編集部制作画像で、現地の設備を撮影したものではありません。

ステンレスタンクでの発酵を伝える情景(編集部制作の情景)
公式の醸造説明と畑の視覚資料を参考に編集部が制作。エラスリスの実際の設備を撮影した写真ではありません(画像: Wine Bazaar編集部制作)

代表的なワイン

マックス・カベルネ・ソーヴィニヨン2023年

購入候補は2023年の赤750mlです。公式資料が挙げる香りはラズベリーやプラム、ほのかな花、ローズマリーや杉など。これらは生産者による説明で、編集部の実飲による評価ではありません。料理にはグリルした赤身肉、濃いソースのパスタ、熟成したチーズが提案されています。まずは肉の焼き目やソースの濃さに合わせて考えると、食卓での出番を想像しやすいでしょう。掲載する食卓のボトルは無地ラベルの情景画像で、実際の商品や試飲会場を撮影したものではありません。購入時はリンク先の商品名、2023年の表記、容量、販売者の説明を確認してください。

ほかのエラスリスを選ぶとき

輸入元が紹介するラス・ピサラ・シャルドネやピノ・ノワール、ドン・マキシミアーノも、今回のマックスとは別銘柄です。たとえばJALUXのドン・マキシミアーノ2018年の案内には、複数品種を組み合わせた構成が記されています。同じ生産者でも銘柄と年号が変われば中身も変わります。マックスを入口に別の1本へ進むなら、まず銘柄名、産地、収穫年を見比べてみてください。この記事のAmazon購入候補はマックス2023年1本で、別銘柄を同じ商品として案内していません。

赤ワインと料理の食卓(編集部制作の情景)
公式の料理提案を参考に編集部が制作した情景。無地ラベルのボトルは実商品ではなく、訪問先や実飲の記録でもありません(画像: Wine Bazaar編集部制作)

ワイナリーの歴史

エラスリスの創業は1870年です。チリ国立図書館の資料は、マキシミアーノ・エラスリスがアコンカグアのパンケウエでブドウ栽培を始めた歩みを紹介しています。ワインを選ぶときは、この長い歴史と、いま手に取るボトルの仕様を分けて見ておくと分かりやすくなります。輸入元の案内には、ラス・ピサラやドン・マキシミアーノといった別の銘柄も登場します。しかし、それぞれ品種や産地、熟成の条件が異なり、上位銘柄の評価をマックス2023年の評価として使うことはできません。見学や試飲を検討する場合は、生産者の最新の公式案内で予約可能日、料金、対応言語を確認してください。ここでは訪問した体験や飲んだ感想としては紹介していません。公開されている生産者資料と一次資料から、ワイン選びに必要な点を整理した記事です。

エラスリスを写真で見る

丘とブドウ畑の情景(編集部制作の情景)
アコンカグアの畑の景観を参考に編集部が制作した情景です。実際の区画・建物・見学場所を撮影した写真ではありません(画像: Wine Bazaar編集部制作)
オーク樽熟成の情景(編集部制作の情景)
樽熟成の説明を補う編集部制作画像。実際のセラー・歴史的建物や使用樽を撮影した写真ではありません(画像: Wine Bazaar編集部制作)

エラスリスのおすすめワイン

この記事にはAmazonアソシエイトリンクが含まれます。

エラスリスの味わいを知るなら、まずは代表的な銘柄から選ぶのがおすすめです。

エラスリス マックス・レゼルヴァ カベルネ・ソーヴィニヨン2023 赤750ml

エラスリスらしさを感じやすい1本として、ヴィンテージや販売者、配送条件を確認しながら選びたい候補です。

エラスリス マックス・レゼルヴァ カベルネ・ソーヴィニヨン2023 赤750mlをAmazonで見る

まとめ

エラスリスは、チリのワインを知るうえで押さえておきたい造り手です。産地の個性、歴史、代表的なワインを知っておくと、ボトルを選ぶときの判断材料が増えます。まずは代表的なキュヴェのスタイルを確認し、料理や熟成感の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

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編集情報

この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

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