畑の向こうに見える醸造施設
ワイナリー

セッラ・エ・モスカ

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セッラ・エ・モスカ(Sella & Mosca)は、イタリア・サルデーニャ/アルゲーロを代表する造り手のひとつです。名前は聞いたことがあっても、どんな土地で、どのような考え方のもとにワインを造っているのかまでは意外と整理しにくいものです。

この記事では、セッラ・エ・モスカの特徴、ワインづくり、代表的なワイン、歴史を分かりやすく紹介します。造り手の背景を知っておくと、ラベルだけでは見えにくい味わいの方向性や価格の理由も理解しやすくなります。

畑の向こうに見える醸造施設
アルゲーロのセッラ・エ・モスカの畑と施設。Gianni Caredduによる2013年9月の撮影(画像: Gianni Careddu / CC BY-SA 3.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0

セッラ・エ・モスカとは

産地とスタイル

セッラ・エ・モスカは、イタリア・サルデーニャ/アルゲーロの風土と深く結びついたワイナリーです。産地の気候、土壌、品種の個性を生かしながら、その地域らしさが伝わるワインを生み出しています。

アルゲーロのブドウ畑
セッラ・エ・モスカの畑。Vriullopによる2009年7月の撮影。写真から品種や購入品の使用区画を特定したものではありません(画像: Vriullop / CC BY-SA 3.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0

評価される理由

サルデーニャのワインを選ぶとき、カンノナウという名前がよく目に入ります。セッラ・エ・モスカは、この島の赤ワインを知る入口として覚えておきたい造り手です。拠点は島の北西部、アルゲーロ。掲載する畑の写真には、丘の斜面だけを想像していると意外に感じる、広く平らな景色が広がっています。公式の農園案内は、アルゲーロのほか、ガッルーラやスルチスの土地にも触れています。生産者名が同じでも、島の異なる場所や品種を扱っているのです。今回の購入候補はカンノナウ・ディ・サルデーニャ赤750ml。白のヴェルメンティーノや、トルバートを使うワインとは分けて考えたいところです。品種名と産地名を確かめながら選ぶと、サルデーニャという一つの島の中にも違いがあることが見えてきます。

ワインづくりのこだわり

公式が公開するカンノナウ・ディ・サルデーニャの旧技術資料では、カンノナウ100%、温度管理下での発酵、マロラクティック発酵が記載されています。その資料には、一部を大樽で8か月、残りをステンレスやセメントの容器で熟成させる説明もあります。一方、現在の別資料、メデウス2023年はステンレスでの熟成とされています。似た名称のワインでも、資料の年代や銘柄を確かめないまま工程をまとめることはできません。Amazonの購入候補は年号未指定のカンノナウ・ディ・サルデーニャで、メデウスやリゼルヴァの名は商品名にありません。そこで、旧資料の8か月という数字や2023年の度数を、届くボトルの確定情報としては扱っていません。樽が並ぶ掲載写真は2011年に撮影されたセラーの記録です。現在の設備や購入品の熟成容器を示す写真ではありません。

大樽が並ぶセラー
セッラ・エ・モスカのセラー。2011年8月の撮影。現在の設備や購入品の熟成容器を示すものではありません(画像: Preppo456 / CC BY-SA 4.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

代表的なワイン

カンノナウ・ディ・サルデーニャ

今回の購入候補は赤750mlのカンノナウです。旧公式資料では、花や熟した果実、地中海の植生を思わせる香りを紹介しています。これは生産者の説明を整理したもので、編集部が飲んで感じた香りではありません。購入時には商品名と販売者の案内から年号やラベルを確かめてください。掲載する2008年のボトルはリゼルヴァで、今回の購入候補とは別の仕様です。年号の違いだけでなく、リゼルヴァの表記にも注意して見ると、ラベルを読みやすくなります。

白ワインや別の赤へ進むなら

公式の産地案内では、ヴェルメンティーノやトルバート、カベルネ・ソーヴィニヨンを使う銘柄なども紹介されています。カンノナウを入口に、同じ生産者の別の品種へ進むと、サルデーニャの選択肢が広がります。メデウス、カンノナウ・リゼルヴァ、ディモニオスなどを、今回の商品と同一のワインとしては扱っていません。名前が似ているときほど、産地、品種、銘柄、収穫年の順に確かめてから選びたいところです。

カンノナウ・リゼルヴァ2008年
カンノナウ・ディ・サルデーニャ・リゼルヴァ2008年のボトル、2012年7月撮影。購入候補とは別仕様の過去の実写真です(画像: Michal Osmenda from Brussels, Belgium / CC BY 2.0) Wikimedia Commons / CC BY 2.0

ワイナリーの歴史

セッラ・エ・モスカの始まりは1899年。ピエモンテ出身の技師エルミニオ・セッラと弁護士エドガルド・モスカが、アルゲーロで土地の改良に取り組みました。生産者名には、この二人の姓が残っています。公式の農園紹介には、苗木を接ぎ木する場所、醸造施設、働く人たちの住まい、学校、小さな礼拝堂も登場します。ワインを造る施設だけでなく、人々の暮らしを含む場所として発展してきたことが分かります。アルゲーロDOC生産者協会は、2016年にテッラ・モレッティの傘下に入ったことも紹介しています。現在の公式ツアー案内には複数の試飲体験があり、農園や歴史をたどる選択肢が用意されています。予約可能日、料金、対応言語、試飲銘柄は公式の予約先で確認してください。この記事は公開資料をもとにした紹介で、編集部の訪問記や実飲記ではありません。

セッラ・エ・モスカを写真で見る

セラーに残る1903年の表示
2011年8月撮影のセラー内部に見える1903年の表示。創業年1899年とは区別しています(画像: Preppo456 / CC BY-SA 4.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0
広がる畑と施設の風景
アルゲーロのセッラ・エ・モスカ。Gianni Caredduによる2013年9月の撮影。現在の見学範囲や設備を保証するものではありません(画像: Gianni Careddu / CC BY-SA 3.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0

セッラ・エ・モスカのおすすめワイン

この記事にはAmazonアソシエイトリンクが含まれます。

セッラ・エ・モスカの味わいを知るなら、まずは代表的な銘柄から選ぶのがおすすめです。

セッラ・エ・モスカ カンノナウ・ディ・サルデーニャ 赤750ml

セッラ・エ・モスカらしさを感じやすい1本として、ヴィンテージや販売者、配送条件を確認しながら選びたい候補です。

セッラ・エ・モスカ カンノナウ・ディ・サルデーニャ 赤750mlをAmazonで見る

まとめ

セッラ・エ・モスカは、イタリアのワインを知るうえで押さえておきたい造り手です。産地の個性、歴史、代表的なワインを知っておくと、ボトルを選ぶときの判断材料が増えます。まずは代表的なキュヴェのスタイルを確認し、料理や熟成感の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

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編集情報

この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

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