石とレンガの壁に金属屋根を載せたワイン施設の情景
ワイナリー

ピーター・レーマン

1

ピーター・レーマン(Peter Lehmann Wines)は、オーストラリア・南オーストラリア州バロッサ・ヴァレーを代表する造り手のひとつです。名前は聞いたことがあっても、どんな土地で、どのような考え方のもとにワインを造っているのかまでは意外と整理しにくいものです。

この記事では、ピーター・レーマンの特徴、ワインづくり、代表的なワイン、歴史を分かりやすく紹介します。造り手の背景を知っておくと、ラベルだけでは見えにくい味わいの方向性や価格の理由も理解しやすくなります。

石とレンガの壁に金属屋根を載せたワイン施設の情景
公式の建物写真を参考に編集部が制作した情景。実際のピーター・レーマンの建物を記録した写真ではありません(画像: Wine Bazaar)

ピーター・レーマンとは

産地とスタイル

ピーター・レーマンは、オーストラリア・南オーストラリア州バロッサ・ヴァレーの風土と深く結びついたワイナリーです。産地の気候、土壌、品種の個性を生かしながら、その地域らしさが伝わるワインを生み出しています。

低い丘と木々を背景に並ぶブドウ畑の情景
公式の畑写真を参考に編集部が制作した情景。実際のピーター・レーマンの畑や区画を記録した写真ではありません(画像: Wine Bazaar)

評価される理由

ピーター・レーマンを選ぶなら、まずポートレート・シラーズから入ると、この造り手が目指す親しみやすさをつかめます。ポートレートという名には、南オーストラリアの産地や人々の姿をワインで描く、という意味が込められています。造り手と栽培家が長く協力してきたことも、このワイナリーの特徴です。公式のシリーズ紹介では、畑ごとの個性を知るために地元の栽培家と働く姿勢を説明しています。力強い赤だけでなく、イーデン・ヴァレーのリースリングやアデレード・ヒルズの白などにも目を向けると、同じ生産者が気候の違いをどう生かすかを比べられます。

ワインづくりのこだわり

ポートレート・シラーズは、年号を添えて公式資料を読むのがおすすめです。2023年の製品紹介では、バロッサ・ヴァレーとマクラーレン・ヴェイルの果実を使い、フレンチオークとアメリカンオークのホグスヘッドで15か月熟成すると説明されています。一方、2021年産を紹介する公式記事では、バロッサの谷底とイーデン・ヴァレーからのブドウを使い、同じくフレンチとアメリカンのホグスヘッドで12か月熟成したと記載されています。同じ銘柄でも産地構成や期間は年で異なります。今回のAmazon商品は年号を指定していないため、届くボトルを2023年や2021年と決めつけてはいません。

石壁の室内に木樽が並ぶ熟成の情景
公式の石壁と醸造説明を参考に編集部が制作した情景。実際のピーター・レーマンの樽庫やワインを記録した写真ではありません(画像: Wine Bazaar)

代表的なワイン

ポートレート・シラーズ

購入候補は、ポートレート・シラーズの赤750mlです。公式の2023年紹介には、プラムやラズベリー、ブルーベリー、スミレを思わせる香りと、チョコレートや樽のニュアンスが挙げられています。果実味と細やかなタンニンのまとまりを伝える説明で、編集部が試飲した感想ではありません。販売ページでは「バロッサ シラーズ ポートレート」という表記も使われています。銘柄と容量、実物の年号を確かめて選びたい1本です。

ストーンウェル・シラーズ

より凝縮したスタイルを知るなら、ストーンウェル・シラーズが比較の手がかりになります。1987年に始まった銘柄で、名前はバロッサのストーンウェル地区に由来します。生産者は、収量が少なく、小粒で風味の濃い果実を付ける畑から選ぶと説明しています。日常の食卓に取り入れやすいポートレートから入り、別の機会に上位銘柄を比べてみると、同じシラーズでも選果や造りの目指す方向に幅があることが分かります。今回のAmazonリンク先はポートレートで、ストーンウェルの販売ページではありません。

無地のラベルのボトルと赤ワインのグラス
公式のボトル紹介を参考に編集部が制作した情景。実際のピーター・レーマンのラベルや商品写真ではなく、銘柄を描かない赤ワインのイメージです(画像: Wine Bazaar)

ワイナリーの歴史

ピーター・レーマンがワイナリーを立ち上げたのは1979年。バロッサの栽培家との約束や友情は、いまもシリーズ名や公式の紹介に残っています。ザ・ボンドは、厳しい時期に握手と約束を頼りにブドウを託した栽培家との信頼を表すシリーズです。ワイナリーはタヌンダのパラ川沿いにあり、敷地には1880年代に造られたホフマン・セラーがあります。斜面を掘って重力を醸造に生かした歴史を持つ建物です。現在のセラードアでは試飲を予約でき、芝生や木々に囲まれた庭も紹介されています。訪問する場合は、営業日と希望する試飲の予約枠を公式ページで確認してください。

ピーター・レーマンを写真で見る

石壁の部屋の木のテーブルに置いたワイングラス
公式の試飲空間を参考に編集部が制作した情景。実際のピーター・レーマンの試飲会場やサービスを記録した写真ではありません(画像: Wine Bazaar)
大きな木々と緑の芝生、ピクニック用テーブルのある庭
2013年9月にJocelyn Kinghornが撮影したピーター・レーマンの庭。Commons公開の縮小版を使用し、切り抜きや加筆はしていません。現在の植栽や施設配置を示すものではありません(画像: Jocelyn Kinghorn (Jocey K) / CC BY-SA 2.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0

ピーター・レーマンのおすすめワイン

この記事にはAmazonアソシエイトリンクが含まれます。

ピーター・レーマンの味わいを知るなら、まずは代表的な銘柄から選ぶのがおすすめです。

ピーター・レーマン ポートレート・シラーズ 赤750ml

ピーター・レーマンらしさを感じやすい1本として、ヴィンテージや販売者、配送条件を確認しながら選びたい候補です。

ピーター・レーマン ポートレート・シラーズ 赤750mlをAmazonで見る

まとめ

ピーター・レーマンは、オーストラリアのワインを知るうえで押さえておきたい造り手です。産地の個性、歴史、代表的なワインを知っておくと、ボトルを選ぶときの判断材料が増えます。まずは代表的なキュヴェのスタイルを確認し、料理や熟成感の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

参考情報








編集情報

この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

運営会社 / お問い合わせ・広告掲載

ワインニュース・コラムを見る

About the author / 

WINE BAZAAR編集部

Wine Bazaar編集部は、ワインの新商品、イベント、業界動向、産地・品種に関する情報を確認し、読者がワインを選びやすくなる記事を制作しています。

カテゴリー