マルゴーのブドウ畑と石造りの館を参考にした情景イメージ
ワイナリー

シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン

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シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン(Château Durfort-Vivens)は、フランス・ボルドー地方マルゴーを代表する造り手のひとつです。名前は聞いたことがあっても、どんな土地で、どのような考え方のもとにワインを造っているのかまでは意外と整理しにくいものです。

この記事では、シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンの特徴、ワインづくり、代表的なワイン、歴史を分かりやすく紹介します。造り手の背景を知っておくと、ラベルだけでは見えにくい味わいの方向性や価格の理由も理解しやすくなります。

マルゴーのブドウ畑と石造りの館を参考にした情景イメージ
公式写真を参考にした館と畑の情景イメージ。現地の記録写真ではありません(画像: Wine Bazaar)

シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンとは

産地とスタイル

シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンは、フランス・ボルドー地方マルゴーの風土と深く結びついたワイナリーです。産地の気候、土壌、品種の個性を生かしながら、その地域らしさが伝わるワインを生み出しています。

草に覆われた畝間とブドウの樹が続く畑のイメージ
畝間の草とブドウの樹を伝える情景イメージ。特定区画の記録写真ではありません(画像: Wine Bazaar)

評価される理由

シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンは、1855年のメドック格付けで第2級に選ばれたマルゴーの造り手です。公式サイトによると畑は65ヘクタールで、マルゴー、カントナック、スーサン、アルサックの4地区に分かれます。畑全体の品種構成はカベルネ・ソーヴィニヨン90%、メルロー8%、カベルネ・フラン2%。これは栽培面積の内訳で、個々の年のワインの配合ではありません。ゴンザグ・リュルトンは2009年にビオディナミの取り組みを始め、2016年に有機とビオディナミの認証を取得しました。畝間の草や穀物、周囲の生け垣も土や生き物を守る取り組みの一部です。砂利の多いマルゴーの畑を一様に扱わず、区画ごとの差を見ていくところに、このシャトーの個性があります。

ワインづくりのこだわり

公式サイトは土壌を3つの地質テラス、28の土壌群に分け、区画を細かく見ながらブドウを育てると説明しています。熟成では新樽に加えて大きなテラコッタ製のアンフォラを使うのが特徴です。例えばグラン・ヴァンの2019年はカベルネ・ソーヴィニヨン90%、メルロー10%で、18か月熟成の内訳は新樽70%、アンフォラ30%。一方、今回の購入リンクにある「レ・プラント」2019年はカベルネ・ソーヴィニヨン88%、メルロー10%、カベルネ・フラン2%で、16か月熟成の内訳は土製の容器80%、樽20%です。数字を比べると、同じ造り手でも銘柄ごとに仕立てが違うことが分かります。これらは2019年の公式資料に基づく数字で、別のヴィンテージにそのまま当てはまるものではありません。

テラコッタのアンフォラと木樽が並ぶ熟成庫のイメージ
テラコッタの容器と樽の熟成を伝える情景イメージ。実際の熟成庫の記録写真ではありません(画像: Wine Bazaar)

代表的なワイン

Château Durfort-Vivens(グラン・ヴァン)

畑の区画を選び抜いて造るシャトーの中心的な赤ワインです。生産者は2019年について、香りの明るさと落ち着いたバランスを紹介しています。2019年の配合はカベルネ・ソーヴィニヨン90%、メルロー10%。これは造り手の説明で、編集部の試飲評ではありません。記事内の2005年ボトルは資料写真で、今回のAmazon掲載商品ではありません。

Les Plantes de Durfort-Vivens 2019(今回のAmazon掲載商品)

公式資料では若い樹の区画から造る「レ・パルセル」の一つで、レ・プラントはフレッシュさを表す銘柄と位置付けられています。2019年はカベルネ・ソーヴィニヨン88%、メルロー10%、カベルネ・フラン2%。同年の技術シートは土製の容器80%、樽20%で16か月熟成と記しています。Amazon.co.jpでは赤ワインの2019年商品ページと在庫表示を確認しました。購入時は容量、ヴィンテージ、販売者、配送条件をあらためて確認してください。

Le Plateau / Le Hameau de Durfort-Vivens

区画の違いを見せる「レ・パルセル」の仲間です。公式サイトはル・プラトーを力強さ、ル・アモーを優雅さという方向で紹介しています。レ・プラントと名前が似ていても別のキュヴェなので、探す際にはラベルを確かめたいところです。今回のAmazonリンクはこの2銘柄ではありません。

La Nature de Durfort-Vivens

公式サイトが添加亜硫酸塩を使わないキュヴェとして紹介する、マルゴーの別の表現です。「添加しない」は亜硫酸塩が一切含まれないことを意味しません。購入リンクの商品とは別銘柄です。

シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン2005年の赤ワインボトル
グラン・ヴァン2005年のボトル資料。購入リンクのレ・プラント2019年とは銘柄も年も異なります(画像: Geographer / CC BY-SA 4.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

ワイナリーの歴史

公式の沿革によると、デュルフォール家は14世紀からメドックに土地を持ち、マルゴーの狩猟館が17世紀にはワイン造りの拠点になりました。1824年にヴィヴァンの名が加わり、1855年の格付けでは第2級となります。1961年にリュルトン家がシャトーを取得し、1992年からゴンザグ・リュルトンが率いています。掲載した古い挿絵、アルバム写真、絵葉書はそれぞれ当時の建物を伝える資料です。現在の外観を示す写真ではありません。また、2005年のボトル写真は歴史的なラベルを見るためのもので、購入リンクにある2019年のレ・プラントとは銘柄も年も異なります。

シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンを写真で見る

シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンの歴史的な挿絵
19世紀の書籍に載ったシャトーの挿絵。現在の建物の姿を写した写真ではありません(画像: Charles Lallemand / CC0) Wikimedia Commons / CC0
古いアルバムのページに載るシャトー・デュルフォール・ヴィヴァン
19世紀のシャトーを収めたアルバム資料。現在の外観ではありません(画像: Rijksmuseum / CC0) Wikimedia Commons / CC0
古い絵葉書に写るシャトー・デュルフォール・ヴィヴァン
20世紀初頭とされるシャトーの絵葉書。現在の外観ではありません(画像: Anonymous / Wikimedia Commons / Public domain) Wikimedia Commons / Public domain

シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンのおすすめワイン

この記事にはAmazonアソシエイトリンクが含まれます。

シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンの味わいを知るなら、まずは代表的な銘柄から選ぶのがおすすめです。

レ・プラント・ド・デュルフォール・ヴィヴァン 2019 赤 750ml

シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンらしさを感じやすい1本として、ヴィンテージや販売者、配送条件を確認しながら選びたい候補です。

レ・プラント・ド・デュルフォール・ヴィヴァン 2019 赤 750mlをAmazonで見る

まとめ

シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンは、フランスのワインを知るうえで押さえておきたい造り手です。産地の個性、歴史、代表的なワインを知っておくと、ボトルを選ぶときの判断材料が増えます。まずは代表的なキュヴェのスタイルを確認し、料理や熟成感の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

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編集情報

この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

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