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三重県北勢エリアにある四日市市は、県庁所在地の津市を上回り、県下最大の人口を誇る。かつては東海道の宿場町として賑わいをみせ四日市。現在は近鉄線やJR関西本線が利用可能なアクセスも手伝い、名古屋のベッドタウンとして発展している。
1960年代、日本初の石油化学コンビナートが誕生。工業都市として人々の生活や経済発展を支えてきた。高度経済成長期には公害問題も発生したが、市民や行政、事業者たちが環境改善に尽力。現在はコンビナートの夜景が「日本11大工場夜景都市」としてファンの心を掴むまでとなった。
西に鈴鹿山脈を望み、東に伊勢湾を有する四日市は、山海の幸にも恵まれている。B級グルメの「トンテキ」から地魚まで幅広い食文化を味わえるのも特徴のひとつだ。また地場産業である萬古焼は耐熱性に優れており、簡単にご飯の炊ける「炊飯土鍋」などが再注目されている。
「四日市」――街の食文化と特徴
多彩な食の宝庫である持つ四日市。ソース味が独特の「濃い」風味を醸し出す豚ステーキのトンテキをはじめ、江戸時代から伝わる蛤の佃煮まで、オリジナリティあふれる食文化を有する。
近鉄四日市駅を中心に、多くの飲食店が密集、「食」にこだわった飲食店が軒を連ねる。四日市グルメを酒の肴にワインが楽しめるお店はたくさんある。個室でゆっくり、またランチのお供としてワインを味わえる店まで、四日市の特色あるワインレストラン、居酒屋、ショップをチョイスしてご紹介する。
なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、お店によっては臨時休業や短縮営業している場合もあるので、お店に行く際は事前に確認するのがおすすめだ。
四日市の個室でまったりワインを味わうなら
個室居酒屋 ワイン食堂enici
ニューヨークの倉庫をイメージした大人な空間にあるソファ席に半個室で精選されたワインとおしゃべりが楽しめる個室居酒屋 ワイン食堂enici（エニシ）。ワインは主にボトルで提供するが、グラスワイン（550円、税抜）も、約10種類用意されている。ワインセラーには、常時約100種類の豊富なラインアップが並ぶ。
赤ワインとの相性抜群の目玉料理、「三重県産牛もも肉のグリル」は、食べ応えもありつつ、脂控えめでさっぱりいただけると好評。
海の幸を楽しみたいなら、その日に仕入れた新鮮魚介で作るカルパッチョの盛り合わせが一押し。ポイントは、わさびを利かせた特製ソースで、白ワインとのマリアージュも抜群だ。
近鉄四日市から徒歩5分とアクセス抜群で、雰囲気ある個室でのデートや女子会はもちろん、ちょっとしたパーティや宴会にも活用できる、多用途なワインレストランだ。
定休日：不定休
営業時間：月～土曜 17:00～25:00（L.O.24:00、ドリンクL.O.24:30）、日・祝日 17:00～23:30（L.O.23:00）
電話番号：050-3476-3871
住所： 三重県四日市市西浦1-1-2 コート西浦
アクセス：※近畿日本鉄道（以下、近鉄）四日市駅徒歩5分
四日市でお手頃にワインとイタリアンを楽しむなら
ワイン食堂 GURI
四日市駅から歩いてすぐ、商店街の中にあるワイン食堂 GURIは気軽に立ち寄れるバルだ。木目を基調としたアットホームな雰囲気の店内でまず目に入るのが、カウンターに並ぶワインボトル。
ビオワインをはじめ、世界各国から約30銘柄を揃えている。グラスワインも12種を用意。また、キールやスプリッツァーなど、ワインベースを含む約100種ものカクテルもオーダーできる。
料理は創作イタリアンを中心に、見た目も美しい品々を提供。地元の契約農家から仕入れた無農薬野菜を使った「かにみそのバーニャカウダ」や、イタリアンワインとの相性抜群のアヒージョは常時3～4種を用意している。パスタ店での経験豊富な店主がアレンジする本日のパスタやイチボのステーキなど、がっつり夕食派も満足できる品々が揃う。
定休日：日曜
営業時間：18:00~25:00(L.O. 24:30)
電話番号：059-324-5699
住所：三重県四日市市諏訪栄町19-8
アクセス：近鉄四日市駅北口から徒歩5分
ホームページ: https://wine-guri.jp/
四日市で昼からワインが飲みたくなったら
やどり木 鶏専門居酒屋
近鉄四日市駅には四日市あすなろう鉄道というローカル線の駅も乗り入れている。近鉄線よりもあすなろう鉄道寄りのエリアにあるのがやどり木 鶏専門居酒屋だ。
当日さばいた三重県産の鶏肉を使ったオリジナル料理が自慢で、どれもリーズナブルなのがうれしい。ワインの品揃えは常時90種類以上とかなり力を入れている。
たっぷりの薬味で味わう「よだれ鶏」やハツ、レバー、ぼんじり、トマト、海老のハーモニがたまらない「やどり木アヒージョ」等など、独創的かつワインにピッタリのメニューばかり。
ランチメニューも好評で、「オムライスセット」「唐揚げ特盛セット」などボリューミーなメニューが食べられる。また「もも肉のタタキ＆ささみの霜降り定食」などのさっぱり系定食、天津飯などの中華までバリェーション豊かなランチメニューが並ぶ。
そんなランチのドリンクにグラスワインのチョイスも可能。予定のない日のひとときに、昼からワインを楽しめる貴重なお店である。ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
定休日：日曜
営業時間：平日のみ11:30～14:00（L.O.13:30）、17:00～00:00（L.O.23:30）
電話番号：059-354-5050（予約専用：050-5871-4427）
住所：三重県四日市市浜田町6-9
アクセス：あすなろう四日市駅より徒歩2分、近鉄四日市駅より徒歩3分
四日市でワインを買うなら
ワインブティック メリタージュ
取り扱うワインは常時500種類以上、三重県下随一の品ぞろえが自慢のワインブティック メリタージュ。カリフォルニアワインを中心に、フランス、イタリア、ドイツなどヨーロッパ各国のワインが並ぶ様は圧巻だ。
専門店としてレア種やヴィンテージワイン、オールドヴインテージワインは当然ながら、600円台から3000円台までのデイリーワインが豊富なのも特徴だ。
家族や友人・知人の誕生日になど記念日をバースデイヴィンテージワインやオールドヴインテージワインなどの相談にも応じてくれ、希望すれば取り寄せも可能。
不定期ながら、年に数回「ワインを楽しむ会」を開催。参加費はリーズナブルなため、ワインビギナーでも参加しやすい会となっている。初心者はもちろん、「こだわりの逸品」を求めるワイン通をもうならせるショップである。
定休日：火曜
営業時間：10:00～20:00
電話番号：059-333-8109
住所：三重県四日市市陶栄町10-3
アクセス：近鉄川原町駅より徒歩6分、阿倉川駅より徒歩13分
四日市で参加したい定番のワインイベントといえば
ワインフェスタみえ
三重県内の食材とワインを楽しむ「ワインフェスタみえ」は2015年から開催。県内のソムリエや料理人が集う「ワインチームＭＩＥ」が主催メンバーだけあって、地産地消を軸に地域を盛り上がるイベントを三重県のさまざまなエリアで企画、地域活性化に一役買ってきた。
四日市市をはじめ、鈴鹿市、伊勢市、津市などで開かれ、2019年は松阪市が会場となった。三重とワインの熱いコラボレーションを楽しめるイベントは恒例になりつつある。
次はどのエリアで開催されるのかは未定だが、ぜひ押さえておきたい三重のワインイベントの1つだ。
四日市のワインスクール・教室に通うなら
Wine＋（ワインプラス）
『ワインの和』を広げることをコンセプトに、少人数でさまざまなテーマのワイン勉強会を開催するWine＋（ワインプラス）。三重エリアでのワイン文化の実りを豊かにすべく、日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートが10年前にスタートしたスクールだ。
月1回の開催で、基本は土曜。少人数制のため、申込みは先着順となっており、定員に達した時点で締め切られる。
ワイン＆マリアージュの料理代込で1回3500円。
内容は大まかに以下に大別されるが、ざっくばらんかつアットホームなスクールなので、細かく決められていない。料金や開催日も含め、まずは問い合わせてみるといいだろう。
1.テーマに沿ったワイン3~5種類のセミナーを聞き、飲み比べる
2.家庭料理を中心に1~2品メニューとワインを合わせ、自分の好みを見つける
3.ワイン教本に沿って知識を身につける、ソムリエ資格試験対策も応相談
4.ワイン会、ワイン旅行
定休日：日曜、祝日
営業時間：12:00～22:00
電話番号：090-5009-4858
住所：三重県四日市市富田4丁目5-19
