滋賀県東近江市でつくられるワインの特徴とは
滋賀県東近江市の気候・風土 東近江市は滋賀県の東部に位置し、鈴鹿山脈から琵琶湖岸まで東西に細長い。近江八幡市、彦根市、甲賀市などと隣接する。 太平洋岸気候区と内陸気候区に属し、7~8月は猛暑となることもある。冬季には降雪…
近畿地方は、本州の中西部に位置する。一般的に大阪府・京都府・兵庫県・三重県・滋賀県・和歌山県を指し、関東地方に次ぐ日本第2の都市圏を形成する。気候は地域によって太平洋側気候、日本海側気候、瀬戸内海式気候の大きく3つに分かれ、山沿いは豪雪地帯もある。食事や生活習慣、芸能など、関東とは違う文化圏だ。
滋賀県は近畿地方の北東に位置し、内陸県であるが大きな琵琶湖が有名な水の県。地形としては、近江盆地の四方を山に囲まれている。また、全県面積の1/6を琵琶湖が占める。
内陸性の気候だが、琵琶湖の影響で他の盆地よりも暑さは穏やかだ。県の北西部は積雪も多く、特別豪雪地帯指定を受けている自治体もある。
県内では古くから稲作が盛んで、耕作地のほとんどが水田。また、近江牛や政所茶が有名で、日本茶の発祥地と言われている。
滋賀県にワイナリーは2つしかない。東近江市のヒトミワイナリーと、栗東市の琵琶湖ワイナリーだ。どちらのワイナリーも自社農園を持ち、滋賀県の気候・土壌に合わせたぶどう品種を厳選して栽培している。
ヒトミワイナリーはデラウェア、ナイアガラ、巨峰、コンコードなどを使い、革新的な「にごりワイン」を醸造している。
一方、琵琶湖ワイナリーは琵琶湖畔の気候風土を利用し、リースリングやセミヨンなどのヨーロッパ系品種を育てている。
【滋賀県の主な生産地】
<東近江市>
東近江市ではヒトミワイナリーがワイン醸造を行っている。
多くの醸造家がヨーロッパ系のワイン専用品種栽培に注力する中、生食のできるデラウェア、ナイアガラ、コンコードなどのラブラスカ系ぶどうを使い、個性的とも言える「にごりワイン」を醸造している。このにごりワインとは、醸造途中のワインを濾過せずそのままビン詰め・殺菌したもので、醸造中のフルーティーでフレッシュなテイストを壊さずに味わえる。
滋賀県東近江市の気候・風土 東近江市は滋賀県の東部に位置し、鈴鹿山脈から琵琶湖岸まで東西に細長い。近江八幡市、彦根市、甲賀市などと隣接する。 太平洋岸気候区と内陸気候区に属し、7~8月は猛暑となることもある。冬季には降雪…