島根県出雲市でつくられるワインの特徴とは
島根県出雲市の気候・風土 出雲市は山陰地方・島根県の中東部に位置し、県内では2番目の人口を抱える。 「神話の国・出雲」として全国に知られ、多くの遺跡や文化遺産に恵まれる。年間を通して、多くの観光客が訪れる一大観光地だ。 …
中国地方は、島根県・鳥取県・山口県・広島県・岡山県からなり、中国山脈を挟んだ両側では気候が大きく異なる。日本海側の山陰地方は、冬場の冷え込みが厳しい。鳥取県全域と島根県の一部は、豪雪地帯に指定されている。一方、岡山や広島などの山陽は年間を通じて雨が少なく温暖な気候だ。
この中国地方の日本海側、鳥取県と山口県に挟まれた島根県は、日本海側の地域の中では比較的温和な気候で、沿岸部は積雪もあまりない。
農業と水産業が盛んで、農業は米やぶどう、メロン、酪農は牛肉が有名。水産業はベニズワイガニやぶり、アジの水揚げ量が多い。加えて宍道湖のしじみが特産品として挙げられる。
島根県内では、主に2つのワイナリーがワイン醸造を行っている。
島根ワイナリーは出雲大社の近くでワイナリーを経営。マスカット・ベーリーAや甲州種などを使ったワインを生産しており、出雲大社詣でのお土産として有名だ。
一方、雲南市の木次町では奥出雲葡萄園というワイナリーがある。こちらはシャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨンといったヨーロッパ品種を使用しワインを醸造している。
【島根県の主な生産地】
<出雲市>
出雲市では、前述の島根ワイナリーがワイン醸造を手掛ける。出雲大社付近は生食用ぶどうの名産地として知られたことから、そのおいしさを生かしてワインを作るべく、昭和61年に設立された。
マスカット・ベーリーAなどを使用し、料理に合うすっきりとした味のワインを追求している。島根ワイナリーには試飲のできる見学ツアーがあり、また併設のバーベキューレストランにて食事もでき、多くの観光客が訪れる。
島根県出雲市の気候・風土 出雲市は山陰地方・島根県の中東部に位置し、県内では2番目の人口を抱える。 「神話の国・出雲」として全国に知られ、多くの遺跡や文化遺産に恵まれる。年間を通して、多くの観光客が訪れる一大観光地だ。 …