鳥取県北栄町でつくられるワインの特徴とは
鳥取県北栄町の気候・風土 北栄町は、鳥取県の中部に位置し、日本海に面している。 2005年に北条町、大栄町が合併し、それぞれの町名から1字ずつ取り北栄町という名前になった。海岸線には北条砂丘が広がっている。 主たる産業は…
鳥取県の属する中国地方は、他に島根県、岡山県、広島県、山口県を擁する。中国山脈が山口県東部より岡山県北部まで延び、山陰と山陽で気候は全く違う。山陰は冬の雪が多く、鳥取県全域も豪雪地帯指定となっている。一方で山陽は瀬戸内海の影響を強く受け、年間を通して雨が少なく温暖だ。
この山陰地方のやや東側に位置する鳥取県は、兵庫県・島根県・岡山県・広島県に隣接している。全国で最も人口が少ない県で、面積も7番目に小さい。
気候の特徴としては、西部の沿岸はあまり積雪が多くないが、東部や山間部は積雪が多く、冬の冷え込みが厳しい地域だ。スイカやらっきょう、梨、松葉ガニが有名で、米や野菜、果物も多く生産されている。
鳥取県のワイナリーは北栄町にある北条ワイナリーのみで、北条砂丘の砂質土壌を有効に利用したワイン醸造が行われている。量にはこだわらず、地元産のぶどうのみを使い、より良い品質のワインを作るという信念のもと、主にヨーロッパ品種ぶどうを栽培し、多様なワインを手掛けている。
【鳥取県の主な生産地】
<北栄町>
北栄町付近では、砂丘と寒暖差のある地の利を生かし、100年以上も前よりぶどうの栽培が行われてきた。現在は北条ワイナリーが国内品種はもとより、シャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨンなども栽培している。
北条ワイナリーは西日本で最も長い歴史を持つワイナリーで、見学等は一切受け入れず、ただただ良いワインを作るために注力している印象だ。良いぶどうが取れた年しか作らないヴィンテージ・ワインから、日常的に消費できるワインまでそろえている。
主に樽で熟成させる本格派のワインを醸造しており、山陰の風土を閉じ込めたこだわりのワインは国内のコンクール受賞歴も多い。
鳥取県北栄町の気候・風土 北栄町は、鳥取県の中部に位置し、日本海に面している。 2005年に北条町、大栄町が合併し、それぞれの町名から1字ずつ取り北栄町という名前になった。海岸線には北条砂丘が広がっている。 主たる産業は…