山口県山陽小野田市でつくられるワインの特徴とは
山口県山陽小野田市の気候・風土 山陽小野田市は山口県の南西部にあり、宇部都市圏の一部だが北九州との関係も近い。 瀬戸内海側に開けた扇状地で、比較的温暖な瀬戸内海性気候に属している。ただし、日本海の影響も受けるため、冬季は…
中国地方は本州の最西端にあり、山口県をはじめ、島根県・鳥取県・広島県・岡山県から構成される。
大きく分けて日本海側と太平洋側で気候はまるで異なり、日本海側は雨が多く冬の冷え込みが厳しい。一方の太平洋側は、瀬戸内海の影響も受けて温暖な気候と言える。年間を通じて雨も少ない。
山口県は中国地方の中でも最西端に位置し、東西に長い。そのため、同じ県内でも気候は全く異なり、沿岸部と内陸部では気温差も激しい。
農業と水産業が盛ん。岩国レンコンや夏みかん、安岡ねぎ、高森牛、見島牛、あさり、さば、アジ、いかなど名産品が多い美食の宝庫だ。また、フルーツに関してはいちご、ぶどう、りんご、なし、みかんの収穫量が多く、果樹園も多くある。
山口県内のワイナリーは、山陽小野田市で営業する山口ワイナリー1つしかない。山口ワイナリーのある地域は「石束」という名前のとおり石の多い地域で、水はけが良い。気候としては決してぶどう栽培に最適というわけではないが、従来からぶどうの栽培量は多く、ワイン醸造が試みられるようになったという経緯がある。
【山口県の主な生産地】
<山陽小野田市>
山陽小野田市にある山口ワイナリーは、地元で清酒「男山」や焼酎「寝太郎」などを生産している永山酒造のワイン部門だ。ワイン醸造を行う山口ワイナリーと、ぶどうの栽培研究を行う山口ワインファームランドに分かれている。
ファームランドは、「ヨーロッパ品種の栽培には向かない」と言われる気候の中、レインカットをした垣根式ぶどう栽培を用いてシャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨンなどの栽培に着手するなど、試行錯誤を重ねている。
樽熟成をした本格的なワイン「シャトー・ヤマグチ」から、手頃な価格のテーブルワインまでさまざまなワインを醸造しており、今後はさらに、ヨーロッパ品種を使った幅広い種類のワインが造られる予定だ。
山口県山陽小野田市の気候・風土 山陽小野田市は山口県の南西部にあり、宇部都市圏の一部だが北九州との関係も近い。 瀬戸内海側に開けた扇状地で、比較的温暖な瀬戸内海性気候に属している。ただし、日本海の影響も受けるため、冬季は…