アロヨ・グランデ・バレーの気候・風土
アロヨ・グランデ・バレーは、カリフォルニアの太平洋側にあり、サンフランシスコとロサンゼルスの中間に位置する。サンルイスオビスポ市の南部に、ワイナリーが点在する。冷たい海風が吹きつける、霧が深い寒冷な気候だ。土壌は、粘土質の高いローム層と石灰土からなっている。
アロヨ・グランデ・バレーのワインの特徴
ピノ・ノワールを原料とした赤ワインは、爽やかな酸味と果実味は凝縮した、香り深い味わいが特徴。クセの強いラム肉やカモ肉の料理と相性が良い。
シャルドネを原料とした白ワインは、トロピカル・フルーツ、シトラス、様々なスパイスの香りが、折り重なった複雑な芳香。スムーズなのど越しと、バランスの取れた酸味が長い余韻をもたらす。エビ料理や白身魚を使った繊細な料理に合う。
エピソード
アロヨ・グランデ・バレーに初めてぶどうが植えられたのは、1879年にロペス湖沿岸につくられたぶどう畑が最初とされている。ワインづくりが本格的にスタートしたのは1968年で、それまで約100年という長い間、ぶどう畑が放置されていた。しかし、自然環境に守られぶどうは生き延びていたのだという。
“Lopez Lake 1“. Licensed under CC BY 2.5 via Wikimedia Commons.
アロヨ・グランデ・バレーの代表的なワイン
・タリー ピノ・ノワール リンコンヴィンヤード アロヨ・グランデ・バレー
・タリー エステート ピノノワール アロヨ・グランデ・バレー
・ タリー エステート シャルドネ アロヨ・グランデ・バレー
・タリー シャルドネ ”リンコン・ヴィンヤード” アロヨ・グランデ・バレー
・ニコルス ピノブラン アロヨ・グランデ・バレー