ヨーク・マウンテンの気候・風土
ヨーク･マウンテンは、サンタルチア山脈の東側にあるワイン生産地。1983年にAVA認定された。
ほとんどのぶどう畑は、標高約460mの高さにある。太平洋に近く、海風、霧の影響を受けることから、気候は冷涼で湿度が高い。
朝は風、霧が多く、午後は暖かい日差しがあり、夜は涼しい海風が吹く。
土壌は若い土と古い土が混ざった複雑な土壌で、海で堆積したミネラル豊富な石灰岩、砂岩、泥板岩が豊富だ。
ヨーク・マウンテンのワインの特徴
ぶどうの熟成期間が長いため、芳醇な香りと自然な酸味、しっかりした骨格のあるワインができる。
赤ワインは、主にカベルネ・ソーヴィニョンやシラーを原料につくられる。カラーは、チェリーやラズベリーのような少し濃い目の色合いが特徴。フルーティで香り高く、酸味のバランスが良い。
白ワインは、原料にシャルドネが多く使われており、アプリコットやシトラス、梨、メロンなどのようなフルーティさがある。また、甘みやミネラルも感じられ、飲みやすい。
エピソード
この地のぶどう栽培の始まりは18世紀末。スペインの征服者とフランシスコ教会の宣教師によって、ぶどうが持ち込まれた。
1882年には、アンドリュー・ジャクソン・ヨーク氏がアセンション・ワイナリーを設立。商業目的のワインづくりが始まる。
そして現在、このアセンション・ワイナリーはヨークマウンテン・ワイナリーという名前に変わっており、このAVAの代名詞にもなっている。カリフォルニアの中でも急成長をしているワイン産地の1つである。
ヨーク・マウンテンの代表的なワイン
Calcareous Cabernet York Mountain
Calcareous Pino Noir York Mountain
ミクプライス・マイヤーズ ビューティフル・アース
