サラド・クリーク

サラド・クリークワインの特徴とは

   

サラド・クリークの気候・風土

アメリカ・カリフォルニア州、スタニスラウス郡北部に位置し、ディアブロ・グランデAVAに程近い場所にあるサラド・クリークAVA。面積は3000acほどで、実際にぶどうが栽培されているのは、44acほど。小規模な農家がぶどう園を営んでいる。AVA認定は2004年だ。

西側にはディアブロ山があり、東側にはサンホアキン川が流れている。AVA名の由来となっているサラド・クリークは、ディアブロ山から流れてサンホアキン川に合流する川の名前。ぶどう園も川の周囲に築かれ、沖積土の土壌は水はけもよい。

セントラル・バレーは全体的に暑くて乾燥した地域だが、サラド・クリークの北65kmほどのところにはサクラメント・デルタが広がっている。そこから吹く風の影響で、気候は冷涼。ぶどうはゆっくりと熟成する。

Cabernet Sauvignon Grapes

サラド・クリークのワインの特徴

赤ぶどう種のカルベネ・ソーヴィニヨンやシラー、白ぶどう種のソーヴィニヨン・ブランやヴィオニエといったフランス原産のぶどう品種がこの地域では主に栽培されている。

こうしたぶどうからつくられるワインは、フルーティな味わいと成熟したぶどうの風味が特徴になる。

エピソード

2001年に設立されたKitFox Vineyardsが、この地で唯一ぶどうの栽培からワインの醸造まで手掛けているワイナリー。Vogel一家が営んでおり、他にもアーモンドやウォルナッツも栽培。4世代にわたり、この地で農業に従事しているという。

KitFox WhiteやKitFox Redなどのワインが有名だが、流通はアメリカ国内やカナダが中心。日本にはほぼ入ってきていない。

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