ドス・リオス

ドス・リオスワインの特徴とは

   

ドス・リオスの気候・風土

ドス・リオスは、アメリカ西海岸・カリフォルニア州のAVAだ。メンドシーノ郡に位置し、2005年AVA認定。AVA名はスペイン語で「2つの川」を意味する。その名の通り、メンドシーノに流れるイール川の支流との合流点を中心とする。

気候は地中海性気候に属し、夏は非常に暑く、日較差が大きい。アメリン&ウィンラー博士の気候区分ではリージョン3に属する。なお、リージョン3はシラー種やサンジョヴェーゼ種の生産に適しているとされる。

メルロー種やカベルネ・ソーヴィニヨン種、カベルネ・フラン種といったボルドー品種に加えて、黒ぶどうのシャルボノ種(ボナルダ種とも)が栽培されるのが特筆すべき点。

シャルボノ種はピエモンテ原産。アメリカ大陸に持ち込まれ、ナパ・ヴァレーをはじめとするカリフォルニアやアルゼンチンにて栽培されている。

ドス・リオスのワインの特徴

赤ワインがメイン。この地のワイナリーとしてはスティーヴ・ド・テヴィスによるヴァン・ド・テヴィス(Vin de Tevis)が挙げられる。しかし、現在日本国内への輸出を担当するインポーターはないようだ。

10マイルほど北東には、2006年に認定されたばかりで、まだ未開発のAVA・コヴェロがある。

エピソード

コヴェロAVAとともに、新規AVAとして申請されたドス・リオスAVA。これら2つのAVAはラルフ・カーター氏により申請、承認された。

カーター氏は妻と2人でラウンド・バレー周辺の土地を調査中、高い日較差や夏の高い気温、短い生育期間などから、この地のワインづくりに大きな将来性を見出したという。彼曰く、ナパ・ヴァレーやソノマ・ヴァレーとは違う、素晴らしいワインがつくられる土壌がこの2つの地にはある、とのこと。

内陸に位置し、気温の高い名醸地といえば、フランスコート・ロティエルミタージュなどが挙げられる。これらの産地は、いずれもシラー種によるワインが有名。前述の気候区分でも、同じリージョン3に属している。

ドス・リオスの代表的なワイン

Charbono,Dos rios / Vin de Tevis
Zinfandel,Dos rios / Vin de Tevis

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