ノース・ユバ

ノース・ユバワインの特徴とは

   

ノース・ユバの気候・風土

シェラ・フットヒルズの北部に位置する2万994acほどの比較的小さなAVA。標高は460~600mほどだが、カリフォルニア州の中では比較的高くはない。

土壌は薄く、質の低い火山質もしくは高密度の深成岩のもの。ただし、鉄分は豊富で、水ハケはよく、ぶどうが深くまで根を張れるので、健康的に成長する。

ぶどうが植えられている斜面は、緩やかなものもあれば急なものもある。豊富な日光を浴びて育ち、暖かい季節にはシェラ・ネバダ山脈から吹く風で夜になると気温が下がる。

AVA認定は1985年。

ノース・ユバのワインの特徴

ノース・ユバの独特な条件下で育てられているブドウは、主にカルベネ・ソーヴィニヨン、ルーサンス、シラー、シャルドネなど。若いうちから濃い色合いで、味の凝縮や円熟味と酸味のバランスが感じられる。

シェラ・フットヒルズ地域に多いジンファンデルも栽培されているが、他のAVAと比べるとごくわずか。赤ワイン、白ワイン、甘口のデザートワインが醸造されている。

この地域の主要ワイナリーであるRenaissance Wineryでは、伝統的なヨーロッパスタイルで手づくりのワインを世に送り出している。

評価の高いワインもあるが、日本にはほとんど入ってきていない。

エピソード

ノース・ユバのワイン生産の大半を占める Renaissance Wineryは、1970年代にフェローシップ・オブ・フレンズによって開設されたもの。1971年にワイン生産のために土地を購入したという。

フェローシップ・オブ・フレンズとは、共通の信念の下に修練する団体のこと。創設者のロバート・アール・バートンは、現在もこの地で指導を行っているという。

ノース・ユバの代表的なワイン

Carte D’Or
Chardonnay
Roussanne ‘Vin de Terroir’
Cabernet Sauvignon

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