カユガ・レイクの気候・風土
カユガ・レイクは、ニューヨーク北西部にあるAVA。
フィンガー・レイクスに11ある湖のうち、最も湖面が長く、2番目に深い湖であるカユガ湖の周辺が対象のエリアとなる。
ぶどう畑の多くは西側の急な斜面、湖から標高約240m以上の高さにある。ぶどうの成長期は比較的長い。冬の空気は冷たいが、湖に温められて循環するため、ぶどう畑は冷害や霜害から守られる。
土壌は、石灰岩層と海水による塩の層がある。シルト岩、砂岩などが含まれている。水はけが良い。
カユガ・レイクのワインの特徴
白ワインは、リースリングを原料につくられ、シトラスが香り、ミネラル分が豊富。
赤ワインは、カベルネ・フランを原料につくられている。ブルーベリーのような香りに、豊かな酸味と、ほど良い渋みをもつ、おとなしい口当たり。
エピソード
カユガ・レイクにおけるワインづくりは1980年に始まった。その後数年でワイン産地として評価されるようになり、1988年にAVA認定を受けた。現在、ニューヨークの中でも、生産量がトップクラスの独立したAVAだ。
研究も盛んで、気候を生かしたぶどうをコーネル大学が開発。カユガ・レイクオリジナルの品種である、カユガ・ホワイト、シャルドネル、トラミネッタ、メロディー、ホライズン、GR7などの作付けも行っている。
カユガ・レイクの代表的なワイン
グレノラ ステンレス・スチール ピノ・ブラン
グレノラ メリタージュ
ルーカス カユガ・ホワイト
ハート・アンド・ハンズ ピノ・ノワール
バレル・リザーブ・ピノ・ノワール