アデレード・ヒルズの気候・風土
アデレード・ヒルズは南オーストラリアのマウント・ロフティ山脈に位置し、アデレードからは車で20分ほどの距離にある。州内でも最も大きなワイン産地のひとつで、数あるオーストラリアのワイン産地の中で、歴史のある産地のひとつでもある。
この産地は70kmにわたる細長い形に広がっている。山脈沿いであるため、曲がりくねった丘や谷で構成される。
土壌もさまざまで、それぞれの土地に合ったぶどうが栽培されている。標高は400~700mと高く、降雨量も多く冷涼な気候だ。
アデレード・ヒルズのワインの特徴
オーストラリアの中でもかなり涼しいアデレード・ヒルズでは、その気候を生かしてソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、シャルドネ、セミヨン、ピノ・ノワールといったぶどうを栽培している。
セミヨンやピノ・ノワールを使用したスパークリングワインや、クリーンで新鮮な印象の白ワインが多い。
天然の酸味に加え、シャルドネは複雑味を足すためにマロラクティック発酵が行われる。
エピソード
アデレード・ヒルズにはオーストラリアで最も有名なワイン生産者「ジェイコブス・クリーク」が畑を持ち、冷涼な気候を生かしてシャルドネやピノ・ノワールを栽培している。
中でも熟成させた「リザーヴ・アデレード・ヒルズ・シャルドネ」は、その味わいとバランスが評価されてコンクールで入賞するなどしており、日本でも購入が可能だ。
アデレード・ヒルズの代表的なワイン
・M3 シャルドネ/ショウ&スミス
・ソーヴィニヨン・ブラン/ショウ&スミス
・ゴールドメダル・シャルドネ/ウルフ・ブラス
・リザーヴ・ピノ・ノワール/ジェイコブス・クリーク