ジオグラッフの気候・風土
ジオグラッフは、西オーストラリア州のジオグラッフ湾に由来して名付けられたワイン産地だ。
インド洋に接する大陸南端近くに位置し、有名なマーガレット・リバーやピール地区に隣接することから、それらと似たような土壌を有する。
一方で南大洋には面していないため、南大洋の冷風を受けるまわりの産地より気候は温暖。結果として、パワフルで果実味豊かなワインが醸造されている。
地域内の都市であるバンバリーは西オーストラリアで第3の規模を有し、近隣に有名なワイナリーが2つある。
ジオグラッフの特徴
ジオグラッフでつくられるワインのスタイルは、クラシカル。西オーストラリアの伝統的なワインスタイルと言える。
果実味豊かなカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー、個性的なシラーズの赤ワインや、熟したシャルドネとソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンを使った白ワインがメインだ。
エピソード
ここ数年で、西オーストラリアのワイン産業は急速に発展している。その中でも、ここジオグラッフのワインは州内生産量の10%を超える。
ジオグラッフでの生産量は過去10年で3倍にも増えた。昔から主力であったシャルドネのほか、カベルネの作付面積が伸びている。
ジオグラッフの代表的なワイン
ブラック・ドッグ・シラーズ/ウィロー・ブリッジ・エステート
リザーヴ・シラーズ/デラ・フェイ
ドラゴン・フライ・カベルネ&メルロー/ウィロー・ブリッジ・エステート
ドラゴン・フライ・シャルドネ/ウィロー・ブリッジ・エステート