アロース・コルトン

アロース・コルトンワインの特徴とは

   

アロース・コルトンの気候・風土

フランス東部・ブルゴーニュ地方のコート・ドール県ボーヌ郡の周辺には、有名なワインの産地がいくつもある。

アロース・コルトン(Aloxe-Corton)もそのうちの1つ。人口は200人に満たない小さな村にもかかわらず、優れたワインを生産する村として有名。ぶどうの栽培面積は、赤が111.83haで、白は1.04ha。白ワインよりも赤ワイン用のぶどうが多く栽培されている。どちらのぶどう畑も標高280mから330mの高さに広がり、ブルゴーニュ地方の特級畑の中では最も標高が高い。

Grisailles sur les vignes d'Aloxe Corton

赤ワイン用に栽培されているぶどうの品種はピノ・ノワールで、白ワイン用に栽培されているぶどうの品種はシャルドネ。ブルゴーニュ地方の中では唯一、赤と白、両方の特級畑を持っている希少な村として知られている。

アロース・コルトンのワインの特徴

若いピノ・ノワールは色が濃く、イチゴやチェリー、ベリー系統の香りが特徴だ。しかし、熟成させるとトリュフやシナモン、ジャスミンが発するようなフルーティーな香りに変化する。

The Wines of Aloxe-Corton

3年から5年以内に飲むことが望ましいが、果実の味わいは失われない。1haほどという非常に狭い栽培面積から推測されるように、アロース・コルトンの白ワインは非常に稀で市場での流通量が少ないワイン。世界中のワイン愛好者たちが競って手に入れようとしている。

一押しのワイナリー/当たり年

アロース・コルトン(Aloxe-Corton)の生産者のうち、各方面にて高い評価を得ている作り手として、トロ・ボー(Tollot Beaut)、ルイ・ラトゥール(Louis Latour)、ドメーヌ・ルロワ(Domaine Leroy)、ドメーヌ・パント(Domaine Pinte)、ドメーヌ・ニュダン(Domaine Nudant)、ガストン&ピエール・ラヴォー(Gaston et Piere Ravaut)、ルイ・マックス(Louis Max)、デロウネイ(Delaunay)、ドミニク・ローラン(Dominique Laurent)、ジャン・リケール(Jean Rijckaert)、ドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレイ(Domaine Bonneau du Martray)、ドメーヌ・ヴァンサン・ジラルダン(Domaine Vincent Girardin)などが挙げられる。また、特級畑はコルトン(Corton)、コルトン・シャルルマーニュ(Corton Charlemagne)、シャルルマーニュ(Charlemagne)の3つ、一級畑はレ・ヴァロジエール(Les Valozieres)、レ・シャイヨ(Les Chaillots)、クロ・デュ・シャビトル(Clos du Chapitre)、レ・フルニエール(Les Fournieres)、レ・マレショード(Les Marechaudes)、レ・ボーラン、レ・ヴルコ(Les Vercots)、レ・ゲレ(Les Guerets)など計13ある。
ブルゴーニュのワインは2009年、2008年、2007年、2006年、2005年、2004年、2002年、1996年、1995年、1992年、1989年の出来が良いと評価される。
3000~1万円までの価格が多いが、作り手やヴンテージによって幅広い値段にて販売されている。

エピソード

アロース・コルトン産ワインは、カール大帝が好んで飲んでいたと伝えられている。カール大帝は羊肉や鹿の肉とコルトン赤ワインの組み合わせが大好きで、戦場の野宴で楽しんでいたそうだ。白ワインのぶどうが植えられるようになったのも、カール大帝の命令だという。

Deux anniversaires le me?me jour !

アロース・コルトンの代表的なワイン

コルトン・グラン・クリュ
コルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ
コルトン・ブレッサンド
アロース・コルトン プルミエ・クリュ レ・フルニエール
コルトン・ル・ロニェ・グラン・クリュ
アロース・コルトン
コルトン・シャルルマーニュ
ルー・デュモン レア・セレクション コルトン

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