バール・セカネ

バール・セカネ(コート・デ・バール)ワインの特徴とは

   

バール・セカネコート・デ・バール)の気候・風土

バール・セカネはシャンパーニュ地方の南東、コート・デ・バール最大のワイン畑が広がる地区だ。シャンパーニュ地方の中では最南端にあるが、シャンパーニュ地方はフランスのワイン産地としては最北に位置しているため、比較的冷涼。標高90~300mの高さで斜面の多い場所でぶどうを栽培し、日照と水はけのバランスが良い。
ブルゴーニュに近いためピノ・ノワールの生産が最も多いが、一部では品質の高いシャルドネも生産されている。

Champagne Jacquesson

バール・セカネ(コート・デ・バール)のワインの特徴

シャンパーニュ地方といえばシャンパンをイメージする人が多いだろう。バール・セカネでもシャンパンの生産が盛ん。この地域の中心都市・バール・シュル・セーヌの旅行会社へ行けば、訪れるべきワインセラーのリストを渡してくれる。
ほかの著名な産地に比べて知名度が上がっておらず、小規模のワイナリーが多いため、手頃な値段で品質の高いシャンパンを生産している。ブレンドして作られるシャンパンもピノ100%のシャンパンも、そのコクがしっかりと感じられる上質のシャンパンとなる。

Champagne Flutes

エピソード

バール・セカネを中心としたコート・デ・バール地域は、シャンパン生産の盛んな地域よりも南部に位置している。「ブルゴーニュ地方に程近いため、この地域で生産されたものはシャンパンと呼称できない」とする法律をフランス政府が定めたことにより、バール・セカネのぶどう栽培者が法律の撤廃を求めてデモや暴動を起こしたことで有名だ。
この騒動は1911年から起こり、第一次世界大戦を挟んで1927年に法律が見直され、正式にシャンパーニュ地方として認められるまで続いた。小規模であったために虐げられた当時のぶどう栽培者たちの熱い思いで復活したシャンパンといえるだろう。

Drappier Carte D'Or Brut, 2002 Drappier Grande Sendr?e Brut, Drappier Ros? Brut

バール・セカネ(コート・デ・バール)の代表的なワイン

ドラピエ
ナタリーファルメ
ペール・エ・フィス・シャンパーニュ
クリスチャン・エティエンヌ

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