コート・デ・セザンヌの気候・風土
コート・デ・セザンヌはコート・ド・ブランから見て南西にあり、ランスからは70kmほど離れたところにある。
温暖な気候で、主にシャルドネ種のぶどうを育てている。近年ではピノ・ノワールをブレンドする伝統的な技法も取り入れられ、ピノ・ノワールの栽培が増え始めている。
白亜の土壌が大部分を占めているが、粘土質も一部には加わり、ミネラル豊富な環境。熟度の高いぶどうが生産される土地だ。
コート・デ・セザンヌのワインの特徴
辛口のシャンパーニュをつくり出すことで有名なコート・デ・セザンヌ。ミネラルが豊かで酸味も強いぶどうから作られるシャンパーニュは、しっかりとした果実の味わいとボディを楽しめる。ソフトかつ引き締まったフィニッシュは香りがいつまでも続く。本格派スパークリングワインの代表とも言えるワインだ。
エピソード
コート・デ・セザンヌは家族経営のRM(レコルタン・マニピュラン)でよく知られる土地だ。
RMとはぶどうを自家栽培し、醸造・販売までを一貫して手掛ける小規模生産者のこと。中でも、美人醸造家のセシル・グロンニュ氏がつくるシャンパーニュは、毎年多くのパリジャンが心待ちにしている。
コート・デ・セザンヌの代表的なワイン
ヴェット・エ・ソルベ フィデル エキストラ・ブリュット
アンフロレッサンス ブラン・ド・ノワール
グロンニエ ブラン・ド・ノワール